2015年10月31日

勝手にKDP本レビュー★17水瀬ハルキ「銀幕の声」

水瀬ハルキさんの「銀幕の声」読了。すごく面白かった。
あるシネコンで映画鑑賞した人が少女の幻影を見て自殺してしまう事件に、クレバーな男子高校生が立ち向かう内容。映画がテーマですが、全然マニアックではないです。
劇中でも触れられていますが、かの「リング」の呪いのビデオを思い出させる展開になります。
モロ好み。ここだけで御飯三杯イケる。

さすがにリングのようなダイナミックな展開や想像を絶するオチはなかったですが、代わりに丹念な人物描写がすごく上手い。主人公のトラウマや家庭、そして、身の回りで起こる奇妙な自殺。みんな絡まり合ってハイテンポで進んでいくのです。
中盤、割と退屈なトリックになるのかな、と思ったけれど、全然そんなことはなくて、むしろ、私好みな展開に突っ走っていく。

水瀬さんといえば中性的で線の細いハンサムな文章が魅力ですが、この作品については、もっと重い文章の方が合っていた気がするし、ちょっと主人公が有能過ぎてラストはコナン君ばりにキレキレなのが気になりましたが、正直、好みの問題だし、些細な部分。
人によっては導入のテンポが早すぎるんじゃないかと思う人もいそうだけど、これはこれで悪くないのかな。個人的にもっと日常の風情を重ねた方が好きだけど、引き込む力を考えると、これでいいんじゃないでしょうか。
途中で私のように「このネタかよ」って興醒めする人がいるかもしれませんが、ご安心を。いいから最後まで読め。ていうか、侮ってました。すみません。

一方で、舌を巻くのは物語の随所に見られる仕掛けと緻密な構成。
これだけセンチメンタルな展開を分かりやすく書きながら、二重三重にミスリードを張り巡らし、それを物語の「転」の部分に持っていく緻密さ。往年のアレを、あえて当て馬につかう大胆さ。「親子・家族」という根幹のテーマに対して、何層も対比を作り出していくキャラクター構成。ラスト付近の展開は完璧でした。夢中で読んだし、これ以上は思いつかない。
ミステリって種明かししておしまいじゃないんですよね。れっきとしたエンタメ。その辺をしっかり理解しているな、と。テーマや構成でよく分かります。
ぶっちゃけて、ちょっとかなわないな、と思いました。技法の限りを尽くした感があります。水瀬さんが、この作品にどれだけの熱量を込めて書いたのか分かりませんが、これが何かの片手間に書いたようなものだとしたら、自分の無力さに泣けてくる。

もっと話題にならなきゃダメだし、これからセルフパブリッシングで初めて小説書こうと思っている人は手本にして欲しいです。出版社の本でもいいけど、本作はケレン味がなくて、個々の要素がすごくわかりやすく、読み返して技法を真似るのに最適だと思うし、3冊500円は絶対に安いですし。


ただ、最初は普通に楽しんで欲しい。いや、本当に面白いから。そしてこっち見んな。ちゃんと自覚してますから。
posted by ヤマダマコト at 09:17| Comment(0) | TrackBack(0) | KDP | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月29日

ペヤング難民のためのカップ焼きそばレビューその69★明星一平ちゃん夜店の焼きそば怪味マヨ

今日は明星一平ちゃん怪味マヨ
名前からして、いわゆるミステリ系の味付けかと思いきや中華でそういう調味料があるらしい。初めて知りました。

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我が家に遊びに来ていた中国のお役人のおっちゃんは教えてくれなかった。というか、偉い方だと知らずにぞんざいな扱いをしてしまいすんませんでした。
それはそうとして、パッケージ的には明らかにハロウィン需要狙いの気配がします。

マヨもソースもオレンジという見た目はアレです。あんまりな感じ。
食べてみると、なんか分かる味。ゴマ油と花椒、あとは動物系の出汁っぽい。チキンではなくポークかしら。
そして、ほどよく辛い。
味はいい。けど、麺は相変わらずの明星クオリティなのが残念な感じがします。
ただ、意外と美味しいんでアジア系の辛いのが好きな人にはいいかも。


全然怪しくないっす。
posted by ヤマダマコト at 22:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月26日

ペヤング難民のためのカップ焼きそばレビューその68★日清焼きそばUFOイカスミ焼きそば

またまたカップ焼きそばネタ。

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今回は日清焼きそばUFOのイカスミ焼きそば。新潟県民的には糸魚川のブラック焼きそばじゃねーか、っていうツッコミが入りそうなものですが、これはこれ。
ハロウィンの季節商材っぽいです。たしかに真っ黒ですし、分からなくはない。にしてもハロウィンもいつの間にか国内でも定着してきました。次はイースターでしょうか。

具は唐辛子的な感じで、焼きそばと言うよりはパスタ風。日清はこういうの多いですよね。
味もまさにそんな感じ。麺が辛うじて焼きそば風というだけでございます。
ただ、さすがにイカスミは結構、うまくソースにしてあって、好きな人には嬉しいんじゃないでしょうか。
個人的にイカ塩辛の黒造りとか大好きなんで、好みの味ではありました。


そういえば新潟空港で買えたヤマキチのイカ塩辛の黒造りが手に入らなくなった気がします。ちょっと悲しい。あれ好きだったんだけどな。

おまけで小説の話。今後は12月中旬と来年2月下旬ころにわけて短編2本入りの本をリリースします。
四季をテーマに春夏秋冬の新潟を舞台にした短編を。
12月は秋冬編、2月は春夏編のイメージでいます。
価格はできれば各100円を目指してますが、分量次第です。ナナコさんが基準でしょうか。
もちろん無料キャンペーンもやるはず。
posted by ヤマダマコト at 10:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする