2016年04月29日

新作の進捗をダラダラ

そういえば、ブログの更新が滞りがちでした。
というか、アレですわ。書くことがない。もう、多忙の極みで、限られた時間は執筆の方に注ぎ込んでいる感じ。

で、今書いてる小説「金色天化(きんいろ・てんげ)」は、ぼちぼちプロットの一発目ができそうでできない感じ。
この時点でギミックやセリフの大半を仕込んであるんですが、これから、読者にどの時点でどれだけ情報を渡して大丈夫か、というフラグ管理的な面と、同じようなシチュエーションが重なってないかといった面で、プロットを熟読しつつシーンを入れ替えたり、削ったり、足したりという作業を進めていきます。ストーリーの組み立てに変化がないと長編は途中で飽きられちゃうんですよね。ミステリだと特にフラグ消化やネタ仕込みに集中し過ぎて、ストーリー進行の起伏を忘れがちになる気がする。私だけかもしれないけど。
んで、このタイミングで、キャラの心理や風景の描写などメインになるものを加筆して、ようやく執筆開始という感じです。
ただ、これだけ念入りにプロット書いておいて、最後の最後に構造的な欠陥が見つかったりするから、実は効率がいいとは言えないのかもしれないんですけどね。
多分、リリースは秋かなーと。冬かもしれない。舞台も冬だし、キービジュアルが「稲穂」と「白鳥」のイメージなんで、ちょうどいいかも。
山彦は猛禽類、スカイラークはヒバリ、鳥葬はカラスと鳥類採用率半端ないですね。意識してるわけではないんですが。

内容は、「化粧」をテーマにしたヒーローものというか、特殊技能の違いはあれど夏居さんの「PS03」にちょっと近いというか、オマージュ入ってます。主人公がガンプラ作りが好きなフリーターだったり、意識して似せた部分があったり。人生が宙ぶらりんな感じとか。PS03の樋渡ほどの極端さはないですけど。
当初は藤崎さんや晴海さん的な高校生主人公にしたかったんですが、やっぱり放課後メインは制約があるし、新潟の複数地域が舞台だと、どうしても主人公はマイカー持ちが望ましかったりで断念。ただ、高校生の脇役を意識的に多めに出して、若々しい感じにしたいところ。おっさんくさい作風から卒業したい。

きっかけは、ひと昔前に話題になった「力士シール事件」。あれをどうしてもエンタメに落とし込んでみたかったんです。アレは暗号なのか、サブリミナル効果があったりするのか、とか妄想広がりまくりじゃないっすか。
現実のオチはつまんなかったですけど、フィクションなら色々楽しくなりそうだなーと。
その謎を主人公が姉と二人で追いかけていく感じです。終盤は割とスケール大きめ。新興宗教も出てきます。
でも、そこはヘリべさんの悪ドラとはまったく関係ないです。中3の多感な時期にオウム事件が起きた世代なんで、身近というか。割と自作には新興宗教出てくる傾向があるんですね。さすがに3Dプリンタ銃は出ないけど。
ただ、今回は今風の宗教にしてみたかった。ヤングでナウい感じです。アメリカ西海岸で流行ってそうな変な宗教。そこら辺をリアルに書ければいいです。
ミステリメインなんですが、ちょっとラノベ的な要素を多めに含むのと、技術的な部分だと、サブプロットについて、山彦よりもメインプロットに絡ませてみようかなあ、と考えています。
あと、山彦の時は、多視点における視点人物が分かりにくかったという意見もいくつか頂きましたし、コヲノスケさんからは登場人物の多さや作風そのもののミスマッチなどの意見を頂きました。アイデンティティとしてなかなか直せない部分も多いですが、とりあえず、この作品については視点人物を少なめにできそうですし、山彦に比べるとウンチク少なめで済みそうです。そういう意味では敷居も下がるのかなーと。なるべくストーリーの流れを意識したいです。

舞台は新潟県阿賀野市と一部新潟市中央区。白鳥の瓢湖で有名な阿賀野市の水原ですが、実は幕末から明治初期には重要な軍事拠点だったり、歴史のある町で、商店街が味があっていい感じだったり。加茂でも良かったんですが、山彦で取り上げてるしなあ、と。
それに阿賀野市には旧ロシア村がありますし。オウムのサティアンで一躍有名になった上九一色村に、事件後にガリバー王国なるテーマパークができて、一瞬で廃墟になったそうですが、今回は、その逆パターンでこのロシア村を使えないか考えています。
中央区については弁天通とか県庁や県警本部が多いかも。県警は、県庁と繋がっていて、例えば県庁前で行われている市民デモをついでに描写できたりして、作劇上は便利だなーと。実は意外に取り上げてないんですよね。
なんにせよ、今はまだ骨組をいじくり倒しながら郷土資料を読み漁ってイメージを膨らませているところです。

とりあえず、色々面倒なことを書きつつ、すごくライトで分かりやすい痛快エンタメにしたいです。一番しんどいジャンルだけど頑張ります。
ラベル:KDP Kindle 新潟
posted by ヤマダマコト at 12:12| Comment(0) | TrackBack(0) | KDP | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月19日

勝手にKDP本レビュー★32砂鐘大河「悪兄‼︎」

久々のKDPレビュー。プライベートの方が多忙を極めていて、あまり読書の時間が取れなかったのです。本当は昨年度内に読了する予定だったんですが。
というわけで、砂鐘さんの「悪兄‼︎」でございます。「あくあに」と読みます。アホなんで、ずっと「わるにぃ」と読んでいたのは秘密。
内容は、施設育ちの少女・燕の前に、腹ちがいで極道な兄貴・龍之介が現れ、身元引受け人になる展開。両親からの仕打ちなどの傷をお互いに抱えつつ、ドタバタしつつ、的なストーリーです。なんというか「男はつらいよ」的なアングルですよね。

非常にシンプルで読みやすかったです。高校入学を一時は諦めていた苦労人の妹・燕と無鉄砲で破天荒な兄・龍之介はじめ主要キャラも良い感じ。文章も軽めでサクサク読めました。
ヤクザもそうですが、特異なキャラって、どうやって持っている異質さを表現するかがカギとなるんですが、そこら辺をうまいこと脇役連中のリアクションなんかで表現できていて、ちゃんと作品の雰囲気は伝わってきます。

ストーリーは、兄と妹の関係性に特化した感じで、全編通して、チャイニーズマフィアとの抗争に巻き込まれるようなハードな展開ではないっす。そこら辺は賛否というか肩透かしを食う人がいるかもしれませんが、個人的には、これはこれでアリじゃないかな、と思います。スリリングな展開より二人の関係性や境遇の掘り下げに力を注いだことがうかがえます。
続編も早めに読んでおきたいな、と思っています。

個人的に少し物足りないと思ったのは全体的な描写でしょうか。龍之介の燕への思いはセリフから伝わりますが、もっと回想や具体的なエピソードの積み重ねで、ずっと濃くなると思う。
あとは、せっかく一人称多視点にしたんだから、もっと燕と龍之介の異なる立場から見た双方の魅力やギャップを描けば、お互いの思いが通じ合うことの重みが増して、ぐっと引き立つ気がします。そのギャップ、ハプニングを面白おかしく書くだけでも立派なエンタメになると思うんですよ。ちょっともったいなかったかなーと。



余談ですが、読んでいて、なぜか石田衣良「池袋ウエストゲートパーク」を思い出しました。なんでだろ?
ラベル:Kindle KDP
posted by ヤマダマコト at 12:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 書評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月12日

怪物少女フォーエヴァー無料キャンペーン結果

新作「怪物少女フォーエヴァー」の無料キャンペーン無事に終了しました。
3日間で前作「ピーカブー!」を上回る268。まずまずかなーと。

なんちゅうか、昨年冬あたりから無料キャンペーンのDL数が減ってるのは気になります。もちろん作品の差もあるのかもしれませんけど、それ以外の要因として、無料で落とせる書籍が増えている気がするんですよね。東京防災とか東京防災とか東京防災とか。とはいえ、結果的にアプリの利用者が増えるのはいいことなのかも。

感想もいくつかいただきました。意外に「鳥葬」がうけたのはびっくり。前にも書きましたが、「個人的には好きだけどマニアック過ぎて受け入れられない作品の典型」と分析していたので。逆に「ほうき星」は世に数多あるエンタメ小説の使い古された骨格を流用し、無難に書いたつもりなんで、大安定なんじゃないかと。今、感想をくれた人たちが私のようなマニアな気質の持ち主ばかりである可能性も否定できませんが。
あとは、無料キャンペーン後の有料販売も珍しく勢いがあっていい感じ。山彦ほどではないけれど、スカイラーク以上でナナコさんよりちょい下くらい。値段も表紙もさして影響ないんだな、と。



とはいえ、今は次作に目を向けています。プロットを構築してる最中という。
長編ですが、新潟市の中央区と阿賀野市を舞台にしたミステリ風味のアクションというかヒーローものというか、今までよりヤングでナウい感じにしたいなーと。
やっぱり人気のKDP本を読んでいて分かるのは、キャラクターの魅力なんですよ。なんで、そっち方面にチャレンジしてみたいな、と。キャラクターの一部に極端なデフォルメをかけても良さげですし。最近書店で売れてる一般のエンタメ系ミステリなんかも、ラノベ風味のテイストが売れ筋っぽいですし。
キャラクター重視という意味では「テーブルの上のスカイラーク」もそうですが、あっちはケータイ小説のオリジナルがありました。今回は、本当にキャラクターを作ってからプロットを組んでます。
このやり方が意外に面白い。キャラを掘り下げると、そこから新キャラが生まれたり、人間関係でドラマを思いついたり。
色々なKDPの人気本などを手掛かりに、少し前に話題になった力士シール事件や新潟ロシア村ネタをぶっこんでみたり、楽しい小説にしたいです。
年内、できれば秋に出せたら嬉しいですが、どうなることやら。
タイトルは「金色天化(きんいろ てんげ)」を予定しています。TENGAじゃないです。TENGEです。
ラベル:新潟 Kindle KDP
posted by ヤマダマコト at 22:20| Comment(0) | TrackBack(0) | KDP | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする