2016年05月28日

いつもの近況報告的な

さて、ネタがないので恒例の近況報告とか

まずは、ようやく3DSのファイアーエムブレムifを卒業。最近のゲームはなんでこんなボリュームがあるのか。社会人には無理っす。

ジャイアンツがなかなか勝てません。テンションだだ下がり。もう、どうしようもないよね。

今はPTAが忙しい。夏休み近いですしね。まあ、頑張ってます。

読書については、KDP本は前にレビューした「がらくた少女と人喰い煙突」で止まってます。あの余韻が大きいです。今までにも面白い小説や凄い小説はたくさんありましたが、自分と競合する可能性がある作品というと、ジャンル的に本作と水瀬さんの「銀幕の声」くらいだろうと思ってるんですよ。ちくしょう、みんな上手いな、と。代わりに、なぜか伊坂幸太郎のゴールデンウィークスランバーを再読しつつ、いろいろ未読文庫本を読んでます。



今月のKDP販売状況ですが、冊数的にはさほどですが山彦の統合版が上巻を上回るペースで売れたりして、ロイヤリティは上々。だいたい期待値通りに推移しています。スカイラークの通常版だけはてんでダメですが。KENPも先月がくりと落ちましたが、多少持ち直して、15000にはなんとか届きそうな気がする。

新作についてはプロットはできてます。ただ、ちょっとバランスが気になるので、もう少し練っていたいなと。なんていうか昭和のミステリならアリかもですが、今の作品としては、ちょい古くさい気もする部分があって、どうしたもんかな、っていうか。終盤の情報量を減らしたいんですよね。
にしてもプロットだけで8万字オーバーとか。でも、この部分はこれくらい時間をかけたほうが良いと信じてます。一時期、効率化というかスピード感第一で長編を量産したことがありますが、出来については首をかしげるものも多かったですし。
とはいえ、ここまでくれば初稿上がるまでは早いんじゃないかと思います。長編でも600枚になるのか900枚になるのかで執筆や校正はもちろん、表紙の枚数も変わってくるんで、流動的な部分も多いんで明言は避けておきますけど。

あと、ヘリべさんのブログやタイムラインをざっと眺めていると、いろいろとセルフパブリッシングで面白い企画をやっているようです。
大きく分けるとスキル向上系の互助活動と、作品や作者に光を当てる取り組みっぽいですね。みんな頑張ってるなーと。やっぱり「動く」のは大事です。「売れない」とか愚痴っててもしゃーないですしね。
個人的にはどれも賛同しますし、できる範囲で応援しますが、積極的に関わるのはリソース的に厳しいんじゃないかと。書くので手一杯だし、本当にネット知識に疎いんで役に立たない可能性が大ですし。
ただ、例えば作品の下読みなんかは、個人的に頼まれれば今までも応じてたりするんで、できないことはないんだろうと思います。こればっかりは相手にもよりますが。
けれど、自分の作品についてはあんまりなんですよね。校正やアドバイスを人に頼むのは、責任を担保するみたいで怖いんですよ。自分の作品に問題があったとしたら、その責任はすべて自分が引き受けないと気持ち悪い感じがするんです。すごく魅力的ですが、たとえ苦しくても自分でやるほうが気楽だなーと。人に迷惑をかけるリスクは極力排除して、気楽にやるのが理想です。
ラベル:KDP KENPC
posted by ヤマダマコト at 13:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月27日

ヤマダ氏、今更「フォースの覚醒」を観る

そういえば、ようやく「スターウォーズ/フォースの覚醒」を観ました。本当は映画館行きたかったんですが、忙しいし、家族は興味ないのでDVD/BD待ちだったのでございます。
今回は嫁さんが気を利かせてレンタルしてきてくれたんですな。謝謝!

意外かもしれませんがスターウォーズ好きなんですよ。設定を掘り下げたりするマニアではないし、スピンオフは映像作品しかチェックしない程度ですが、なんか好きです。映画としてみたら、そこまで良いとは思わないんですが、スターウォーズはスターウォーズなんですね、これが。

初めて観たのは、金曜ロードショーとかテレビでした。小学校の低学年だったと思います。洋画を観て、初めて「かっこいい、面白い」と思ったのはスターウォーズだったんですよ。もちろんEP4。
それまでの洋画って怖いやつだったり、主人公がジョークかましてアクションの合間にベッドで女抱いたりするイメージだったんですが、スターウォーズはすごくわかりやすかったわけです。スペースオペラはハヤカワ文庫っぽいし、ライトセーバーはガンダムっぽいし、主人公のルークは普通の青年だった。感情移入しやすかったんですね。
彼が冒険に出るくだりも良い感じ。私の家の近所にも怪しい爺さんが住んでいたんですが、そのうち私にライトセーバーを授けてくれるんじゃないかと期待してたのは秘密。

あと、いろんな意味で印象に残ってるのは「ファントムメナス」っすかね。東京吉祥寺サンロードの某食品売場でバイト中でしたね、ペプシのボトルキャップがフィーバーしたの。吉祥寺のあの辺って某教会があって外人がいっぱいいたもんだから、外人がケース買いしまくってたのをよく覚えてます。
映画の中身?それはアレっすわ、ノーコメントというか、あのフィーバーの時、初めてスターウォーズ観たというテレ東の若い女の子が、「よくわからないけどレースすごかった」と語ってましたが、まあ、まさにそんな感じ。本当に見るべきところはなかった。なんでチキチキマシンをスターウォーズで見んばならんのか。
ていうか、あの新3部作自体がちょっとキツい。全体を通せばそこそこまとまりがあるんだけれど、なんというか感情移入できるキャラが3作通じていなかったように思います。アナキンはもう結末分かってるし、オビワンは堅物で器量の狭さが気になるし。主人公不在でぼんやりしてるんですよね。
あと、最後は全部ライトセーバーのチャンバラでクライマックスというのも単純過ぎる気が。様式美なのかもしれないけど、さすがに飽きるんですよ。いや、好きなんですけど、やっぱり贔屓目に見てもつらい。
メカもなんか違う。

そんな中でのフォースの覚醒だったわけですが、相変わらずアバウトな物語運びだなーと。だいたい「スカイウォーカーの地図」って、なんでそんなもん残してるのか。
とはいえ、そもそもスターウォーズに饒舌なストーリーなんて求めてないんで構わないんですよね。御都合主義万歳!みたいな。
今回はやっぱり、「後の世界」を描いたのが単純に良かった。
あの期待値マックスのファントムメナスの悲劇を知る身としては、もう十分でしょう。まさにスターウォーズ。映画としての完成度は決して高くないんですが、スターウォーズとしては大正解。とくにミレニアムファルコンのドッグファイトは金玉がせり上がってくるほどカッコいい。
中にはEP4の焼き直しという人もいる。確かにそうなんだけど、これまでの作品全部見てれば、別にいちいち鬼の首とったかのように指摘する必要はどこにもない。印象はかなり違うし。
新キャラも悪くない。カイロ・レンもあの小物感がすごくいい。レイは字幕だとそうでもないけど、吹き替えだとディズニーヒロインっぽい感じがするし。ダメロンはアレか、スピンオフ要員かしら。
それに相変わらずソロは年取ってもカッコいいし、レイアは今の方がいい。ルークは、……まあいい。
欠点をあげればキリがないけど、それ以上に楽しかった。以上。



なんにせよ、やっぱり映画館に行くべきだったなーと後悔しました。次回は是非。
posted by ヤマダマコト at 16:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月20日

勝手にKDPレビュー★34矢樹純「がらくた少女と人喰い煙突」


というわけで、矢樹純さんの「がらくた少女と人喰い煙突」を読了しました。
いやー面白かった。

内容はすごーくざっくり分類すれば孤島を舞台にしたいわゆる密室系ミステリ。吹雪のペンションとかもそうですが、ミステリの定番。
正直言って、このジャンルについては私はあまり好きではないのです。よほど斬新でなければ読む気がないというか、動機や設定やトリックの多少の違いで新味を打ち出すのはやっぱり難しい。とくにセルフパブリッシングの密室系は似通ったものが多い印象がします。
赤井五郎さんの「サマータイムリバース」とかそうしたシチュエーションを逆手に取った快作もありますけれども。

ストーリー的には、ガラクタ収集という変わった性癖を持つ中学生の陶子と、そんな彼女の治療を両親から依頼された、知的だけどどこかイカれた心理カウンセラーの桜木が、瀬戸内海に浮かぶ狗島を訪ねる展開。
狗島は、陶子のおじさんが園長を務めていた愛心園という施設があり、今は園長の娘である仁菜という人が跡を継いでいるんですが、実は愛心園は、戦前から平成に入る頃まで赤痣病患者の隔離収容施設であって、非常に暗い過去を持ってるんです。その島で起こるおぞましい事件を陶子と桜木が解決していくという。
この魅力的なキャラクターと匂うほど重厚な背景にメロメロな感じ。ディテールもしっかりして、細部までよく取材してるなぁ、と思いました。かなりのボリュームですが、まったく長さを感じませんでした。
物語の運びもうまい。小出しにする意表をついた展開に釘付けになりつつ、ふんだんにミスリードが仕込んであって、とにかく最後までぐいぐい引っ張ります。最後のオチもシンプルだけど完璧だと思う。唸らされました。
この陶子と桜木の歪みっぷりがすごくいいんです。とくに陶子のキャラはすごくいい。冒頭の陶子のシーンがキャラ立てには重要だったんだなぁ、と思いました。あれで一気に引き込まれました。
文章もそつがなく、すごく読みやすい。というか、これはちょっとかなわないな、という印象です。登場人物の配分やキャラ付けも考え抜かれていて、今までに相当書いてきたのが分かります。
なんというか、江戸川乱歩とか、そっち系の延長線上にある新作っぽいですね。おどろおどろしい感じとか。往年の角川映画っぽい。

読んで改めて思うのは、こういうジャンルこそキャラクターや設定が大事だな、ということ。とにかくセルフパブリッシングのミステリは密室系率高めですが、やるからには、これくらいしないとキツいんじゃないかと。
逆説的に、これだけ書ける人にかかれば、古典的なジャンルもここまで優れたエンターテイメントに昇華できるということでもあります。



ツッコミどころはまったくなかったんですが、強いて挙げるなら表紙が勿体無いというか、すごくキャッチーなタイトルで、フォントもよく見ると面白いんですが、あんまり目立たない感じが不思議。もっとポップにしたらいいのかしら。これ、絶対にみんな好きになるタイトルなんで、もっと売れてほしいです。
ラベル:ミステリ Kindle KDP
posted by ヤマダマコト at 23:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 書評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする