2018年08月22日

なんとなく進捗などなど

とりあえず、次作「ヤルダバオートの聖域」については推敲も一旦終わり寝かせています。
平行して進めていた表紙も完成しました。
ここまで人を巻き込んでの表紙は初めてで、色々と迷惑をかけてしまいました。原稿のない状態からの依頼は初めてで、イラストレーターさんは大変だっただろうな、と。逆に、こちらもイラスト案のアイデアを原稿に取り込んだりして面白いこともできましたけれども。
おかげで非常にクオリティが高く魅力的な表紙になりました。なんとか、それに見合った作品に仕上げたいです。
リリースは10月上旬かなあ、と。9月中に間に合いそうですけど、あんまり間に合わす意味がなさそうというか。無料キャンペーンの使いやすさとか考えると10月の方が無難かなあ、と。

で、今はさらに次、おそらく年明けにリリース予定の長編のプロット作りを進めています。
次は恋愛要素の強いミステリでファンタジー成分も少々みたいな。これは、実は某新潟出身のイケメンで最近はレディオでクールなあんちくしょう、王木氏への挑戦的な。去年「ロスト・イン・カンヴァセイション」を読んですごく良かったんですよ。同じ物書きとして悔しくて、今風に言うと、あの作品からインスピレーションを受けちゃったんですね。あれは本当に面白かった。



なんで、あの作品の序盤のシチュエーションをお借りして、自分なりのエンタメに仕上げたろうと。もちろん無許可ですけど。まあ、冒頭以外は全然似てないんで「原案」どころのレベルでもないんですけれど。
タイトルは「ブルームーンのほとり」を有力候補にしています。執筆中の仮題が「ブルームーン」だったんですよ。意味的にも作品にぴったりだし売れそう。ただ赤井さんの「青い月夜の特別なこと」と被るのが面白くねえな、とも思っています。
で第2候補は「オオミズアオ」。夏の夜に激しく飛ぶ美しい蛾の仲間で、すごく好きな昆虫なので今回のキービジュアル的な存在なんですよ。短編の「アサギマダラ」とリンクしている感じがするし、どこか「月」のイメージもあるし表紙も見栄えしそう。ただ、なんでか売れる気がしないんですよね。
にしてもプロットの時点で気を使いますね。ミステリなら不要でもロマンスならあった方がいいシーンとか取捨選択に気を使います。
ラベル:Amazon マタギ KDP
posted by ヤマダマコト at 18:05| Comment(0) | KDP | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年08月21日

勝手にKDP本レビュー★59初瀬明生「クロージャーワールド〜山形県と仙山線しかない世界〜」

すげー久しぶりのKDP本レビュー。4ヶ月ぶり?
たくさん読んだんだけど、レビュー書く気力がなかったというか、ようやく少し本業も余裕が出てきたんですよね。んで、今後、いくつかピックアップしていこうかと。



まずは初瀬明生さんの「クロージャーワールド〜山形県と仙山線しかない世界〜」。
タイトル通りに壁に覆われた「山形しかない世界」が物語の核となるファンタジー要素のあるミステリ。かなりのボリュームでした。
「壁」が見える主人公の部屋に、兄を探しに来たヒロインが訪ねてくる導入から始まって「夢の書」という主軸の中に「現の書」というカットバックが入り込んでくる第1部では、それぞれの人物や地名が微妙にリンクしながら、パートの最後にはショッキングな事実が明らかになり、そこからストーリーが動き出すという展開。
ローカル色を出しつつ、シュールな設定をきちんと生かして、最終的には一本のミステリにきっちり仕上げ切っていて面白かった。とくに仙山線のくだりとか上手い。ネタバレなんで詳しくは言えないけれど。普通にミステリ部分だけでも一本のストーリーとして完成されている感じがする。
ていうか初瀬さんの代表作である「ヴィランズ」より私はこっちの方がよくできていると思う。以前にあの作品について、「凝ったファンタジー世界とオーソドックスなミステリ、さらにその先のギミックの組み合わせが複雑過ぎる」と指摘した記憶があるんです。おかげで純粋にストーリーを追いかけるのがしんどかったと。
今回も同じような組み合わせだったんですが、かなりバランスを意識している気がする。おかげで、情報に振り回されることなく、しっかりエンタメとして楽しめました。
とくに3部からは心理描写もしっかりしてて上手く盛り上がったなーと。伏線の回収もきれいでした。

あと、個人的には冒頭の「夢の書1」と「夢の書2」は繋げてコンパクトにした方が良かった気がする。全体としては些細な部分なんだけど、1で「壁」が示されて終わり、だとちょっと引き込みが甘いし、これだけだと読者に「こういうお話なのね」という安心感が持たせられない感じがするんですよ。だったら、女の子が押しかけてくるところまで一気にやってしまった方が物語に勢いがつくと思う。
「ボーイミーツガールなのだ」って示しておけば、そこから場面が変わっても読者は混乱せずに読み進められると思うんですよ。
主人公サイドのストーリーが細切れのまま「現の書」が挟まってしまうと、軽めで読みやすい文章なのに冒頭で引っかかってしまうというか。そこだけもったいなかった。それ以外は本当に良くできているだけに尚更。
posted by ヤマダマコト at 21:48| Comment(0) | 書評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年08月17日

「団地のナナコさん」「ユイカ」表紙リニューアルしました

表題の通り、今回は「団地のナナコさん」と「ユイカ」の表紙をリニューアルしました。今年に入ってから続いている中長編の表紙リニューアルの流れで、同時にこれでひと段落かなあ、と思っています。
あともう1冊ていうか4冊残ってるじゃん?というツッコミがありそうですが、それは今のところは何も言えないっすわ、でへへ。

今回は両方とも、新潟在住のなかすさんに描いていただきました。イエー!
前から気になってたんで、こっちから声をかけさせていただいた感じです。
以前からKDP本の表紙というと「美少女を出すと売れる」的な説があり、あながち間違いではないんですが、今回の2作はそういうイメージではなかったんですよね。
そんな中、なかすさんの絵がすごく新潟の風景を巧みに捉えているな、と思いずっと見させてもらっていて、とくに鉄道系はすごいクオリティだし人物もいけるということで、すごく私のとこのレーベルにマッチするんじゃないかと。地元に収益を還元するというのも当初の目的に沿ったものですし。
にしても、よく考えると風景メインのイラストってKDPだとあまりない気がするし、逆に目立つんじゃないかと思います。うん。





そんな感じで依頼したんですが、どちらも雰囲気をうまく捉えていて素敵だと思います。ナナコさんの商店街の路地裏の雰囲気はもちろん、ユイカの新幹線の高架下の感じは地元民ならではの既視感というかなんというか。
とくにつかみどころのないユイカについては、私もざっくりとしたリクエストしか出してないのでとても苦労したと思うのですが、その中で牧歌的な部分と不穏さが絶妙にマッチした良い意味で後味の悪い表紙に仕上がったんじゃないかと思います。謝謝!

それにしてもナナコさんの原稿開いたのは本当に久しぶりで不思議な感じがしました。今の自分には書けない若い作品という感じがします。場面展開が下手くそだったりするんだけど、でも嫌いにはなれないな、と。
ユイカについては原稿ファイルが行方不明で探すのに苦労しました。無事に見つかって良かったっす。問題はこれが最新バージョンかどうかすでに忘却の彼方にあるという。
やっぱりアレっすわ、巻末に更新日は書いておくべきです。自分のために。

そういえばナナコさんについてはカテゴリーもちょっと変更というか、追加させていただきました。メインはいつもの「SF・ホラー・ファンタジー」ですけど、サブで「ロマンス」にぶっ込んでみました。初めてのジャンルですが、今後の布石というかなんというか。

とくにセールやキャンペーンはしませんが、興味のある方は是非。
ラベル:新潟 Amazon Kindle KDP
posted by ヤマダマコト at 18:22| Comment(0) | KDP | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする