2018年11月29日

とりあえず書いておきます

忙しいですが今月最後の更新。
とりあえず「月の女神に、希望の歌を」の初稿が上がったあとは、その次の短編2作をプロットを組んでいますが、ここにきて本業の年末進行がヒートアップしたため、一時休止状態に入っています。年々仕事は増大していくんですが今年はもうどうしようもなく過去最悪。ボジョレーと違ってこっちはガチです。
まだ世の中的には年の瀬に入るには少し早いですが、こちらは今がピーク。

短編については今までと毛色が違うものを、ということで1つ目は青春モノのファンタジーです。タイトルは仮題ですが「青春Spooky!」かなと。先日のリミックス本「MashUp!」で王木さんの「ライトセーバー」のリミックス案の1つだったものをほぼそのまま流用しています。リミックスの手法が手探りだった頃に「作品の核だけを生かす」という方向で考えたんですが、誰もリミックスとしては納得してくれないだろうと思いボツにしました。ただ単発の作品としては悪くなさそうなんで、今回、日の目をみる感じです。こっちはプロットは完了してます。

もう1本も4割くらいはプロットができていて、ほぼ脳内では組み終えている感じ。こっちは割と私の作品としてはオーソドックスでタイトルは「天使の休日」(仮題)。2月の大雪と寒波で風呂が使えなくなって、仕事の帰りに日帰り温泉に通ってた時に思い浮かんだんですよね。
お風呂→極楽→天使
みたいな。
しかも帰りのラジオで懐かしい久松史奈の「天使の休息」が流れてきたんで、これはどこかで天使ネタをやるべきだろうと。あれ中学の時に流行ったんですよね。中1の冬で家庭科の実習課題をサボってて、先生にむちゃくちゃ怒られた思い出が。

そんな感じです。とはいえ短編の方は来年の春くらいのリリースになりそう。来年の目玉になるジュブナイルと並行して書くイメージです。向こうが相当リソースを食う見込みなので、こっちは完全に繋ぎですね。いずれにせよ来年のリリース計画は、まだ見ぬジュブナイルを軸にしていくんだろうと思います。

ていうか温泉行きたい。眠いです。
ラベル:新作 KDP
posted by ヤマダマコト at 19:47| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月21日

新作の話とかいろいろ

とりあえず新作の話。
今書いている「月の女神に、希望の歌を」については、寝かせる前に推敲していたんですが、そこでちょっと時間が余計にかかってしまったものの、ようやく作業終了。
時間のかかった要因として、舞台となる場所と時間軸において矛盾というか見落としがあったんですね。ちょうど舞台の一つとなる平成5年夏の旧月潟村で起きた大きなイベントを失念していたために描写がないのは不自然に感じ、ちょっと書き直しました。
あとは全体を通じて、もうちょっと尺がないと唐突な感じがする部分があったので、気の利いたエピソードを加筆してバランスを整えてみたり。突貫だけど上手くハマったと思う。この手の恋愛小説は、プロット上では無駄と思えるエピソードや描写が実は感情移入の後押しをすることがあるんですが、まさにそうなってほしい。
年明けにまた推敲を進めていくので、まだボリュームも不透明ですが、現時点で「ユイカ」の1割増しくらいで、もう少し増えそう。手軽な長編として楽しんでもらえれば。値段も260円くらいを考えています。

自分としては悪くないと思います。らしくない作品だけど、私がロマンスを書けばこうなるだろう、と思うし。ミステリとしては弱めだしファンタジー要素も最低限ですが、たまにはそういうものもいいだろうと。
内容としては、中学時代に幼馴染の女の子を通り魔事件で亡くした少年が、喪失感を抱えたまま27歳で里帰りする物語です。そこから意外な出会いがあったりする展開。
この間、リミックスにも参加していた王木亡一朗さんの「ロスト・イン・カンヴァセイション」をパク、いや影響を受けてある意味で勝手にリミックスしたというか、なんというか。あれは前回の「このセルパブ」で1位に投票しましたが、本当に面白かったし悔しかった。だから、こうチャレンジしたかったんですよね。同じ出発点から全く異なる自分ならではの物語を書いたらどうだろうか、というか自分の立ち位置みたいなものを明確しておきたかったというか。
それで、去年、「魚(いよ)」のカップリングで「はるかぜ」を書いた時に、もう一つのプランとして用意していたんですが、短編向きではなかったんです。それで長編用のアイデアとして温めていて、今回執筆に至った運びであります。だからヤマダ版「ロスト・イン・カンヴァセイション」に加えて「はるかぜ」の姉妹作と見ると納得してもらえる部分が多いかも。舞台としての病院の扱い方とか。
あとは、どこか「団地のナナコさん」や「アサギマダラ」のリベンジ的な部分もあるかもしれない。ヒロインの設定はすごくよく似ているし、今回も同じようなしんどい境遇に陥るわけですが、これまでみたいに投げっぱなしでは終わらなかったというか、ハッピーエンドかどうかは分からないけど、ちゃんと救いは与えられたんじゃないかと思っています。

ようやくひと段落したので、来年発表する短編や長編のプロット作成に取り掛かろうかと思っています。ちょっと予定より1週間ほど遅れていますが、スケジュール感には大きな差はない感じです。



そうそう、例のリミックス本「MashUp!セルパブミックステープvol.1」はランキング見るにセールス好調のようです。今年最後の発表作品収録本なんで是非是非。
posted by ヤマダマコト at 16:11| Comment(0) | KDP | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月15日

出たぞなもしMashUp! セルパブミックステープvol.1

というわけで、出ました噂のリミックス本「MashUp! セルパブミックステープvol.1」。概要はすでに説明した通り、隙間社の2人と王木亡一朗さん、それと私によるそれぞれの作品をリミックスした本になります。
無料キャンペーンも始まったことですし、ここら辺で個々の作品について個人的な感想でもちらっと。
紹介は掲載順。
なお、無料キャンペーンは17日夕方までの模様。



「サイクロプス(Siva mix) 」 弐杏
王木さんの「サイクロプス」のリミックス。その手法がユニークというか、オリジナルの裏面を描いていくんですね。別の切り口から例のハイテンションで物語を追体験しつつ、ちゃんと綺麗に落とす感じ。なんつーか弐杏節が効いてますね。読後感も含めて今回の作品の中で最も健全な感じがする。

「ナイトクルージング 」 王木亡一朗
拙作「魚(いよ)」のリミックス。オリジナルが民話的スピリチュアル風味だったんですが、こちらは打って変わって地に足の着いたダークなファンタジーにリビルド。舞台もオリジナルと重なりますが、描写や演出でこちらの方が雰囲気がよく伝わる気がする。阿賀野川河口付近の大河感みたいなところ。なんだか映像作品っぽいなと。

「ハイランダー、荒野を往く」 ヤマダマコト
王木さんの「ライトセーバー」をリミックス。印象的な二人称のストーリー展開を踏襲し、 なるべくオリジナルに準拠させつつ、最後は大きく違う感じ。オリジナルの鏡写しみたいな、まあアレな感じです。ちょっと書いてから不安になった部分もあります。王木ファンに怒られそうで。

「SIDE-B」伊藤なむあひ
拙作「変人たちのクリスマス」のリミックス。これは私もオリジナルを忘れてたという。大まかなストーリーはそりゃ覚えてたけど、ディテールは適当だったので記憶になかった。だから「文学少女ケイコ」ネタは懐かしいし、まさかそこを軸にしたリミックスが出てくるとは思わなかったし、しっかり作り込まれていてすげえな、と。

「スター・ストーリーズ」ヤマダマコト
なむあひ作品「鏡子ちゃんに、美しい世界」のリミックス。コンセプトが面白いので、やっぱりだいたい原作踏襲で最後にひねる感じ。なむあひ作品全体に漂う「死の匂い」を大事にしようと。クライマックスに使った物語もそこから着想。あれしかないと思った。モチーフの「星」はもう一つのリミックス候補だった作品のタイトルから。

「文中の( )の中にあてはまる名前を入れなさい」王木亡一朗
弐杏さんの「文中の( )にあてはまる文字を入れなさい」より。今回のトリ。ボリュームもかなりのもので、もうご苦労様でしたという他ない感じ。中身もフィナーレにふさわしい。オリジナルへの限りないリスペクトと作者のエゴイズムを見事に両立させた怪作。ある意味で、この企画のシンボルになるようなすごい作品だと思いました。


まあ、あれです。蓋を開けたら意外にバランスのいい本になったんじゃないかと思います。これまでも電子雑誌やアンソロジーはあったけれど、ここまで踏み込んだ企画ってそんなになかったと思うんです。「夏100」や「このセルパブ」とは違うし、ノベルジャムとも違う。
もうプロレスですよね。お互いに息を合わせてギリギリを攻めていくパフォーマンスっぽい。
ぜひオリジナルと合わせて読んでほしいです。

https://sites.google.com/view/mushup-vol1/

こっちのランディングページからチェックできますし、是非是非。
posted by ヤマダマコト at 22:20| Comment(0) | 書評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする