2019年11月24日

更新するだけする

なんかブログの更新ペース落ちてますね。
だってネタねえもん。
というわけで年末が近づいてきました。オッスおらヤマダ。

執筆については、勇魚神(いさながみ)の第3部が大詰め。前回も同じこと言ってた気がするけど、だいたいそんな感じ。書き進めているのになかなかゴールが見えてこないという。具体的にはあと4万字とかそんなところです。今月中に初稿は上がらないだろうけれど、来月頭には上がるし、それから推敲に入れるはず。
全体では50万字前後で、そこにメイキングが入る感じになりそうです。
何度も言ってますが、やっぱりしんどいです。今までにも「山彦」とか書いてみて、あのボリュームでも結構、余力があったんですよ。だからプロットの段階で山彦超えが確定していても大丈夫だという自信はあったんですけどね。
実際書いてみると、35万字あたりからじわじわキツくなってきたんです。せっかく用意していたプロットからストーリーが少しずつずれてきて、その修正が面倒だったり、単純にダレたり、設定を忘れて書き直したり。なんだかエラく疲れました。
あと、いろいろリリースタイミングの都合で、夏に「青春SPOOKY!」挟んだ結果、昨年末から足掛け1年と長期的なプロジェクトになってしまい、すげー疲れたというか、裏目に出た面もあります。戦略上避けられなかったとはいえ、もっと工夫の余地はあったかもしれない。その間にプライベートでもバタバタしていましたし。
とはいえ、初稿は確実に年内に上がるので、来年の2月までには全てリリースしてしまいたいです。年末年始にどこまで作業が進められるか。
メイキングには第1部や第2部の販売やプロモーションもまとめていきたいので、第3部のリリース直前まで執筆は続く見込み。そんな面倒なことやるんじゃなかった、という後悔の気持ちでいっぱいです。それでもやるけど。

おかげで来年の執筆計画が定まらないんですよね。4月頃までに次のプロットを作っておきたいんですけどね。いくつかアイデアも溜まってきているし、次は地に足のついた長編を書きたいという思いもあるんですけどねー。

というわけで言い訳を並べてみた次第です、はい。
ラベル:進捗
posted by ヤマダマコト at 21:23| Comment(0) | KDP | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年11月16日

いつもの更新

だんだん冷えてきました。そろそろタイヤ交換しなきゃだし、年末も近いし。
そんなこんなで、ロマサガ3のリマスターがちょっと気になりつつ、いつも通り平常運転のヤマダです。アップデート待ちな感じで。

新作「勇魚神」については、第2部の表紙がRangerさん(@transranger)から上がってきました。相変わらずクオリティ高いんですが、今回は私のイメージとRangerさんのイメージがぴったり重なったこともあり、ほぼ即決的な感じになりました。新津の宝田橋の近くの商店街の裏路地がロケ地で夕日が映える感じに仕上がりました。来年のリリースをお楽しみ、でしょうか。そうそう、これまでのラフなどの何点かはRangerさんの好意もあり各巻末のメイキングに掲載しようかと思っています。
あと、今回は文字については私が入れる感じなんですが、あくまで絵が大事なのでそっちはかなり控え目になりそう。
いずれにせよ、そういった作業も含めて時間はもう少しかかりそうです。初稿がまだ終わってないわけですし。

リリースは年明けなんですけど、それにしても時間をかけ過ぎたな、と。おかげでネタのストックは溜まってきているんですよね。次の長編は社会派エンタメのライトなやつとヘビーなやつが2つありどちらに手をつけるかみたいな感じだし、天化の続編やら何やら色々取り組むべきものがあるのに全然消化できていないのがなあ、と少しフラストレーションが溜まっている状態です。

あと、年末には来年のざっくりしたスケジュールも作るんですが、もしかしたらちょっと執筆ペース自体を落とすかもしれない。年2冊以上はきっちり出していくつもりですけど、逆にいえば、あんまり多作っぽくこなすのは控えた方が良いような気がする。性格的にせっかちだし、「いつ死ぬか分からないし、やれる時に全部やっとく派」なんですけど、少し1作にかける時間を増やしても良いのかなあ、と思っています。
特にプロットと推敲の面です。中でもテーマ先行で進めたいくつかの作品については、物語自体がルーティンワークっぽいというか、もっと工夫の余地があるように読み返して思うんですよ。今のままじゃ飽きられてしまうんじゃないかと。
自分の作品の評価なんて自分がすべきじゃないんですが、ちょっと面白くないというか、予定調和っぽいのが増えてきたな、と。これはアカンぞ、と。
モチーフもそうですが、今の「思いついたらプロット組んでみて大丈夫そうならGo!」スタイルを止めて、ちょっと一手間かけていくイメージ。こうところで商業で食ってる人たちとのすごくレベルの差を感じる。きっと、それが引き出しの差なんだろうと。向こうもある程度はルーティンで動いているんでしょうけど、いろんなことが手癖でできちゃう。やっぱり勝てないし、とくに数を書いていくと、その差を実感するというか。
こっちは、そんなに引き出しも技術もないので時間をかけて考えて対応していかないといけないな、と。
まあ、勇魚神リリースまでは今のペースで飛ばしていきますけどね。それはもう生活かかってますし。

いずれにせよ、セルパブの方でも色々動くつもりだし執筆以外の時間もだんだん増えてくるだろうし、そういう意味では、ちょうど良いタイミングなんだろうな、と思っています。



なお、Rangerさんが表紙を手掛けた最新作はこちら。
ラベル:雑談 進捗 Amazon
posted by ヤマダマコト at 13:08| Comment(0) | KDP | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年11月02日

映画「IT THE END 」の感想


公開初日に観てきました。IT大人編こと「IT THE END」。
ちょうど仕事の後に時間があって繁華街の方まで足を伸ばしたんですよ。都合の良い時間が他のシネコンでなかったので。そしたら、割引きのせいもあってか制服姿の高校生がいっぱいいたのが印象的でした。R15なのに。
ちなみに前作の時は、平日休みの昼でほとんど人がいなかったんですよね。映画の後、「魚(いよ)」用の表紙素材を探しに出かけた記憶がある。



とりあえず、結論としてはとても面白い映画だったと思います。サービス精神旺盛で、キング御大本人がノリノリでシルヴァー売ってるし、とにかく随所に原作リスペクトが感じられる一方で、色んな事情で映像化不可能な部分は手堅くアレンジしたな、と思います。相変わらずホラー部分の大半はB級だし、それ単体ではあんまり良いとは思わない。
けれど、「IT」にとってそこは重要じゃないことをよくスタッフが理解した上で、さまざまな要素が詰め込まれた原作の一部分である「B級ホラーのオンパレード」を意識的にぶち込んでるのが明確なので、それさえもオッケーだと感じられます。ミラーハウスとかベタベタやん、みたいな。
なんつーか、今回の映画化で「ホラーとして微妙」「あんまり怖くない」という批評をよく耳にしますが、それは野暮だと思うんですよ。あいつは子どもたちを怖がらせる怪物なんだから、大人目線では滑稽でなければいけないしこれはベターだと思うんです。だったらマイルドにして全年齢にした方が興行的に良いんじゃないかと思わなくもないけど。でも、物語の性質上ホラーでなければいけないのがもどかしいところ。
ただ、本質的にITの物語はホラーシーンカットしてもその魅力は十分伝わるので、怖い人は見たくないシーンは目を背けてても全然オッケーだと思う。

ストーリーは前作が少年編だけでまとめたんですが、今回は大人編といえど4割くらいは少年時代の回想が入る感じでざっくりと原作っぽい。おかげで3時間近い映画だけどあんまりダレなかったです。2つの時代の場面転換も上手く、分かりやすくて退屈させない。
その中で、原作ラストの神話的な善と悪の対立というかキリスト教幻魔大戦的なアレを映像的にどうするかが気になったのですが、「死の光」とかちゃんと表現しつつ、同じく原作再現の難しかった「チュードの儀式」のディテールをうまく使って手堅くまとめてきたなと思いました。
ただ、このラストで感じたのが「前作のヒットでゴーサインが出てから脚本書き始めたのかな」っていう印象。あれだけ前作で原作のキーとなる「亀」のモチーフを出しまくって、おそらく事前に収録したであろう今回の少年時代の回想でも、ベンのシーンで亀の剥製まで登場させておいて、その伏線を投げっぱなしだったんですよ。これって、最後の対決がなかなか決まらなかったせいかな、と思った。深読みしすぎで、実は単なる原作ファンへのサービスなのかもしれないけれど。
まあ、あれです。ちょっとスケールダウンは否めないけど、ラストに限っては、前作のパチンコから金属バットへのギャップほどの違和感はなかったです。
なんというか、セルフパロディっぽかったですね。90年のドラマ版や今回の映画版での過剰なピエロ推しに対するスタッフ自らの贖罪というか自虐というか。ITはピエロ怪人じゃないですしね、本来は。1人のファンとしても過剰にピエロがアイコンになってることに違和感があるんですよね。
そういう意味であの対決は感慨深かった。



むしろ、「IT=デリーの街そのもの」感が薄れたのが残念だったな、と。前作からそうだったので分かってはいましたが、原作は開拓時代からのデリーの歴史の暗部としてITが存在していて、保守的なアメリカ南部の田舎町とITの餌場として存在する人間のコロニーを重ねた気持ち悪さが重要で、「ITの死=街の崩壊」なんですが、そこが弱いんですよね。その部分は現代を舞台にした場合に時世に合ってないから仕方ない部分もあるんでしょうけど。

逆に映画ならではの良かった部分といえばはみ出しクラブの面々のスポットの当て方。ちゃんと原作の不遇メンバーにも見せ場があって良かった。がっつりとストーリーに絡んでくる感じで、それが情緒的な結末に繋がるという。ネタバレだから言えないけど、「そうきたか」って思った。
代わりにベヴァリーの旦那やビルの奥さんのデリー入りをばっさり切ったのは正解で、その分、存在感が増した大人ヘンリーは無茶苦茶いい味出してました。なんかビジュアルが原作のパトリックっぽいダウナー系狂人でセンスが良かった。
そうそう、その結末が原作と真逆なのも面白かった。キングがテーマにしたのは「大人になっていくこと」の成就だったわけですが今回はその表現方法が少し違うんですよ。
それぞれ大人になっても、結局、トラウマだったはずの父親や母親似の人と結婚したり、弟の死に縛られたりしていた彼らがちゃんと大人になるのは一緒。だけど、そのプロセスや大人へのなり方が少し違う。
でも、ちゃんと「これもITだ」と言えるんじゃないかと思う。



総じて本当に良かったし、前作が気に入った人は観るべきじゃないかと思う。ちゃんと前作で触れられなかった少年時代のエピソードも山盛りだし、とても感慨深いはず。ただ、本作から入るのは少しきつい気はします。
ラベル:雑談 レビュー
posted by ヤマダマコト at 13:30| Comment(0) | 映画レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする