2020年12月31日

2020年を振り返る(後編)

そんなこんなで今年最後の更新。みんな仕事納まったかな?冬休みの宿題大丈夫?
つーわけで今回は今年リリース作品の各論的なアレ。

まずは「勇魚神」。よく考えたら取り掛かったのって一昨年なんですよね。「月の女神に、希望の歌を」の初稿が終わったタイミングでプロットを書き上げているという。
それから合間に「月の女神〜」と「青春SPOOKY!」を出して時間を稼ぎつつ、ずっと書いていたという。その間に転職したり初青色申告があったり、本当に色々ありました。



おかげさまでセールスもすごく良かったです。作品的にも転換点というか、これまではテーマも含めて「直球投げるの怖い症候群」だったんですが、本作はど真ん中に直球をぶん投げた作品で、それですべらなかったのは自信になりました。あと「地域」に今まで以上にこだわった作品で、わかる人にはきっとわかってもらえると思う。
なによりRangerさんの表紙が見事でした。ていうか表紙についてもここまで力を入れたのは初めてだったかも。ロケハンもそうだし、すごく時間をかけてRangerさんには申し訳なかったかな、とも思うけど、本当に良かったです。JRさんに「新津駅に掲示してもいいのよ」と言いたいくらい。

次は短編全集の「STAR STORIES」。これが5周年の〆という感じですね。個人的に自作を読み返すことはほとんどないんですが、これは自分でも気に入っています。作品の並びなど色々考えるのは楽しかったです。
これも表紙はRangerさん。当初は色々プランがあったのですが、「古き良きアメリカのSF雑誌っぽいテイスト」というイメージが浮かんだ時点で適任かな、と。これもすごく良かったです。新潟県立自然科学館っぽさもあるし。



基本的に新収録の作品はないのですが、某リミックスでご一緒した隙間社さんと同郷の王木さんの寄稿もいただいて、良い記念になったなーと。

8月には「うちの親、出馬するらしい」も出せました。地方選挙ネタはずっと書きたかったし、ネタとしては鉄板というか、すごい金脈なのでは、と思っていました。「山彦」のサンカと同じで他の人が手を出しにくいネタだろうし。裏を返せば、「絶対に外せない」というプレッシャーもあり、安易に仕上げたら色々ダサいのでは、という変なプライドも出てきて、色々悩んだ末に書き上げた作品です。
今でもこれが正解だったのかよく分からないんですよね。もっと謀略を尽くすヘビーな雰囲気でも良かったかもだし1陣営に絞って掘り下げても良かったかもしれない。でも、自分らしい軽い作風で、どうやら不評というわけではなかったようなので、これで良かったんだろうと思います。



表紙はシカクメガネさん。王木さんと同じ同郷の方で、プロ漫画家として地元企業のPRマンガや専門学校の講師までやってるという。本当に良い縁ができたな、と思いますし、今後も機会があれば一緒に何かやれたら楽しいだろうな。

そして最後に「875」。これは春頃に思いついたネタで、スケジュール的に余裕があったので書いてみました。久しぶりにすごく軽めの短編3作入り。ストーリー構成とかもあんまり深く考えずさらっと仕上げたんですが、意外に評判が良かったし、自分でも悪くないな、という感じ。あんまり無理くり捻らなくてもどうにかなるんだな、と思いました。また機会があれば第2弾やりたいですね。



ちなみに表紙は「青春SPOOKY!」以来のなかすさん。元々は安い本だし損益分岐点の関係で自分でやるつもりだったんですよね。だけど、たまたま他の予算が浮いたのとスケジュールの関係で依頼したろうかと。いくつか頂いたラフの中で「1番売れそうなやつ」をチョイスさせていただきました。銭ゲバらしくね。

なんていうか、振り返って思うのは、安定しているというか、何年か前と違ってセールスの浮き沈みがなくなってきたな、と。「金色天化」の頃とかは、実感として「ヒットしても次が売れるとは限らない」という認識が強くて、常にスベったらどうしようかとびくびくしながらリリースしてましたが、今はどれも大外れしなくなった。おかげでだいぶ気が楽になりました。
やっぱり積み重ねって大事だな、とつくづく思いますし、なんといっても常日頃から拙作を読んでくださっているみなさんのおかげであります。
本当に、こればっかりは私の力だけではどうにもならないんですよ。小説は、やはり読んで認めてくれる読者がいて初めて成り立つものだと思います。

だいたいそんな感じでしょうか。
新潟はすごい寒波っぽいです。水道の凍結に気を付けつつ年越しですわ。
というわけで、今年一年ありがとうございました。それでは良いお年を。
ラベル:雑談 Kindle Amazon
posted by ヤマダマコト at 13:48| Comment(0) | KDP | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年12月29日

2020年を振り返る(前編)

今年もいよいよ終わり。恒例の1年振り返りということで、今年も前編後編に分けてお送りしたいと思います。今日はまず総論的なアレ。

ていうか、まあ、新型コロナがめちゃくちゃ大きなイレギュラーでほぼ去年の今頃思っていた2020年にはならなかったな、という。本業はもちろんKDP関係でも影響は出ましたし。
私としては、去年無事に転職して、今年からはヤマダマコトとして地域と関わっていくことに重きを置いていこうと思っていて、いくつかお話もいただいていたんですが、コロナで流れたのが痛かったなあ、と。あと、こっちは自業自得ですが、その手始めとなる「山彦」のPOD計画が諸事情で来年にずれ込んだのも残念だったなあ、と。
一方で、ある高校の放送部の生徒さんが朗読の題材に拙作「青春スプーキー」を選んでくれたという話があったり、地域のいろんな個人や団体と接して人脈を広げることができたりと収穫もありました。
ああ、そういえば絶賛開催中の阿賀北ノベルジャムは残念でした。地元でノベルジャム、私の参加するNPOのHON.Jpも協力しているということもあり、キックオフイベントには参加するつもりでした。新発田といえば駅前にお気に入りの定食屋もありますしね。
それもコロナでオンラインとなり、企画そのものもハッカソンとは違う方向にいっちゃったなあ、という。当初の企画だとそもそも私には参加資格がないのがアレでしたけどね。
私のスタンスとして、読者と向き合うことに重きを置いていることもあり、微妙にスタンスの違う競作系イベントは基本的には避けているんですが、これについてはちょっと気になった。

あとは悪質カスタマーレビューに対して弁護士に相談したのも興味深かったですね。あれから動きがないようなんでアレですけど、なかなか興味深かったし、そういったアクションを起こしたこと自体が今後は抑止力として生きてくるんじゃないかと思います。こちらも有意義な機会でした。

そんな中でも新作はそれなりにリリースできました。昨年からずっと取り組んできた大長編「勇魚神」を春先に発表できたのが1番大きな成果でしょうか。あと5周年企画の短編全集「STAR STORIES」も無事に出せました。それに前々からやりたかった選挙をテーマにした長編「うちの親、出馬するらしい」までリリースできたのは良かったな、と。なんか一気に肩の荷が降りた気がしましたね。
その軽さで最後に短編3作入りの「875」をイレギュラー的にリリースするという。
執筆&リリース自体はそう考えると順調だったんでしょうね、きっと。やるべきことをちゃんとやれたな、と。

KDP以外だとあんまり遊びにも出られなくて、一度くらい天下一品を食べに行きたかった、とか東京行きたかったとか、文フリも覗いてみたかった、とか色々不満の多い年でしたが、代わりにゲームはいっぱいやった年だったです。
私が今年1番遊んだのがコレ。



やっぱりゼノブレイドDE。やっぱり面白かった。ボリュームありすぎて追加ストーリーまでやったらゲップが出そうな感じだったけど、これは本当にすごいRPGだと思う。

まあ、こんな感じで。
なお後編は30日か31日に更新予定です。
ラベル:雑談 進捗 Kindle
posted by ヤマダマコト at 12:17| Comment(0) | KDP | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年12月24日

デビルサバイバーOCが面白かった

ヤマダです。
年末で少し忙しいです。といっても前職の年末進行からみたら楽勝というか、裁量労働制と違って労働時間が管理されているのであんまり年末感はないです。

そうそう、3DSの「デビルサバイバー・オーバークロック(OC)」を2周して、その勢いで「デビルサバイバー2・ブレイクレコード」に手を出しました。こっちはDS版未プレイなんですごく新鮮。なんかペルソナっぽいですね。今のところはOCの方が好みかな、という感じ。

にしてもOCは面白かった。オリジナルの頃から思ってたんですが、これはシナリオが好みなんですよね。こう、日常が崩壊していく感じがフェイバリットというか。女神転生シリーズはだいたい好きなんですが、特に好みなのが「真・女神転生」「真・女神転生if」「真・女神転生デビルサマナー」「デビルサマナー・ソウルハッカーズ」なんですよ。共通するのは、やっぱりスタートが日常で、そこから悪魔が出てきたり色々やばいことになるという。ペルソナは2とか好きですね、やっぱり。



もちろん、悪魔というオカルティックなものをコンピュータで使役するセンスとか、神話伝承の神や悪魔が対立する、そして神も悪魔も妖怪も人間以外はすべて「悪魔」で括る世界観も好きなんですが、やっぱり、日常の延長線で物語が進むのが好きなんです。
特に好きなのが「真・女神転生」で、90年代の吉祥寺からスタートするわけですが、井の頭公園で殺人事件が起きて、まちが封鎖されて、サンロードにコーヒー豆買いに行ったら怪しい男に襲われて、という展開が当時の中学生だった私には本当に面白かった。ドラクエとかFFとは違うし、MOTHERとも違う。この雰囲気が本当に好きだったんです。
で、今回のOC、というか旧DSのデビルサバイバーは割とその雰囲気に似ているという。山手線の内側が自衛隊によって封鎖とかたまんないし、そこで生じるパニックは怪獣映画とか日本沈没とか好きな私にはモロ好み。7日間という制約の中でのアドベンチャーゲーム風の構成も面白い。
あと、何よりラノベ風のテキストが実はすごくクオリティが高いんですよ。SLGパート以外は紙芝居とテキストのみで進行進むんですが、状況を端的に説明しつつ、キャラクターの言動がいちいち合理的に説明されていくのが本当に心地良い。「寄生獣」読んでるみたいな気持ちになるんですよね。可愛い絵柄に反してかなりインテリ度合い高めなんですよ。
メインのシナリオも凄くいいし、無駄なキャラクターもいない。シリーズ恒例のルート分岐も豊富なんですが、それぞれうまくキャラを見せつつ事件の核心をうまく切り取って見せてくれるし。DS版を遊んで久しいんですが、改めてよく出来ているな、と感心しました。
追加ストーリーも面白かったし追加の悪魔もいい感じ。本当に良い買い物をしたなあ。新型ゲーム機が色々出ている中で3DSのソフトを漁るのもなかなか乙なものです。

そんなこんなでクリスマスに女神転生ネタっていうのもアレですね。
次回は恒例の1年振り返りの巻になりそう。
以上。
ラベル:雑談 ゲーム
posted by ヤマダマコト at 21:02| Comment(0) | その他エンタメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする