2015年04月04日

伊坂幸太郎ってどうよ5★グラスホッパー

というわけでGは4連敗
アンチ巨人の同僚が超ごきげんなんで、なにか嫌がらせを考えたくなる今日この頃。みなさんはいかがお過ごしでしょうか。
っていうか阿部キャッチャーとか、この時期から中5日ローテとか悪夢のような報道が続きます。

さて、今日は伊坂テイストの濃いグラスホッパーか。
代表作の一つですよね。PKとか微妙でしたが、こっちはさすがにエンタメとしてはよく出来ていた感があります。
完成度は重力ピエロが上ですが伊坂入門にはこれがいいんだろうな。あるキングとか目も当てられない。
要するにプロの殺し屋たちが何の因果か対決するという話。
ある意味では時代劇とか任侠映画の変型なんですよね。それをジェットコースター的にテンポ良く見せていく。
複数の視点で進み、この二人の対戦はどうなるの?的なプロレス風アングルがエンタメ要素のキモ。加えて、殺し屋のコミュニティというか裏社会の雰囲気、それぞれの殺し屋の多彩な手口が花を添えます。
ちなみに蝉は世田谷の一家殺害事件が着想の原点だったんじゃないかと。
嘘くさいけどユニークな殺しの手口もそうですが、やっぱり、この雰囲気ですよ。
リアルに考えればヤの人たちが絡んでそうじゃないですか。このご時世、暗殺より変な薬売ったり女の子を食い物にした方が安全で儲かるはず。リアルに殺し屋という職業を考えると、全然カッコ良くない。
それをマンガ的なリアリティでカッコ良く仕立てたのが伊坂幸太郎の美徳でしょう。
これは面白いし、うまくやったと思う。
言われれば鈴木なのかもしれませんが、実質的に主人公不在なところがいいというか、誰がぽっくり死ぬか分からないところが良いスパイスになっていて、作者の術中に見事にはめられたというか。
ただ、気になるのはウンチク関係。鯨の読書はキャラ付けとしていいかと思いますが、バッタの飛煌はねぇ。あれは浅すぎてマニアにはガッカリ。生物学上の孤独相と移動相の変異は種の摂理によるサイクルであって、環境変化による突然変異的なものではないんだけどな。
もうちょっと、よく調べて欲しかったです。
そんな安易なものじゃない。



ジャック・クリスピンとかはいかにも伊坂っぽくて悪くないとは思うんですけどね。
posted by ヤマダマコト at 12:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 書評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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