2015年04月25日

ヤマダ氏、超能力小説を読み漁る3★デッドゾーン

ここ数日天気がいいです。
久々の休みなんでガンガン書いてました。ほぼ改稿作業も終わり。
ここからは校正しながら体裁を整え、上中下の3冊に分冊。
表紙を一気に3つ作って、個々に校正しアップロードに向けた準備を始める感じ。
相変わらず、仕事のスケジュール厳守だけは自信がありますヤマダです。

というわけで、今日もキング作品のデッドゾーンですか。
順番としてはわからないですが、発表時期はファイアスターターとほぼ一緒。その執筆ペースに驚かされます。
キャリーはサイコキネシス、チャーリーはパイロキネシスときて、デッドゾーンのジョニーは接触テレパスというか透視と予知的なもの。
キングらしいのは、それを得る過程。
交通事故はベタですが、脳の1部機能と引き換えのリアリティとか脳腫瘍とかうめぇなと思います。
あと5年の時間経過と、その力を取り巻く周囲の人間模様もリアル。
よく超能力モノの中で、国内のNIGHT HEADが、超能力を持つ人の苦悩を描いた革新的な作品といわれますが、ファイアスターターの時点でキングはちゃんと描写してるんですけどね。ちゃんと分かってほしいっすわ。

でデッドゾーンですけど、勢いで一気呵成に書いていくキングらしからぬ緻密プロットが印象的。もう1人の主人公といえるグレグのエピソードがカットバックとして入り込んでくるわけですが、この2人の邂逅が物語の核心になるわけです。
特異なキャラであるグレグは、やがてアメリカどころか世界を破滅に導く危険な男。非常に魅力的なんですよ。
未だにキング作品のキャラでは好きなキャラ上位に来ますね。で、ジョニーは脳腫瘍で余命わずかであると悟り、彼の暗殺を試みる。シンプルなストーリーですがオチは意外で皮肉たっぷり。伊坂幸太郎の魔王がこれのオマージュなんですが、やはり本家にはかなわないっすわ。あと、漫画だと浦沢直樹のモンスターも似たようなシーンがありました。

あとエピソードとしてフランク・トッドも忘れちゃいけない。キングのキャッスルロック物では欠かせないキャラです。こいつとエース・メリルはたまらんです。

私もかなり影響を受けた作品で、公募では不利といわれながらもカットバック小説を好むのはコイツのせいだと思われます。
映像化も何度かされていますが、やっぱり原作が1番でしょう。キングの超能力モノでは、パワーというか存在感ではキャリーが1番ですが、完成度はこちらだと思います。



でも、日本国内ではファイアスターターの方が人気なんだろうな。日本人のロリコン気質故だろうか。
posted by ヤマダマコト at 21:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 書評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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