2015年06月25日

ヤマダ氏、ファイアーエムブレムifを購入するも、時の涙を見る

ヤマダは、午後7時に新潟市内の某GEOに滑り込んだ。およそ2ヶ月ぶりの来店だった。
元々、ここにゲームショップができたのは知っていた。そのチェーンもだ。ただ、ゲームショップなぞ年に1回来るかこないか。このショップについては、家の近所とはいえ、一生利用することはないだろうとヤマダは思っていた。
しかし、今回のファイアーエムブレムifの予約騒動が両者を結びつけた。スペシャルエディションという全部入りパッケージを探し求めたヤマダが行き着いたのが、この店だった。
たかがゲームの予約ごときに、いい年した大人が何をしているのだろう?という自虐的な気持ちもわずかばかりある。
ただ、それでも、このボンクラはこのゲームを欲していた。ちなみに仕様はよく知らない。ズボラゆえに事前に調べるようなこともしないのだ。いや、それを大人の美徳と思っている節がある。
子どもは、ゲームの発売前には舐め回すように情報を集め一喜一憂する。けれど、大人のゲームファンはそんなことしない。そう信じていた。名前買いでポンと万札を出す。それこそが大人の特権だと考えていたのだ。

image.jpg
店に入る。
予約のときにはカッちゃんでもタッちゃんでもなくミナミ区のツタヤでひどい目に遭った。
だから油断は出来ない。
陳列棚では店頭販売分の「売り切れました」の張り紙。まことにザマアミロである。
その前にうなだれる中学生くらいの少年とその妹。水木しげるマンガに出てきそうなネズミ男的な兄は、予約をせずにやってきたのだろう。愚かなヤツめ。そもそも、なぜ妹を連れてきたのか。こちらは体型がフルハウスのDJ系である。今時の女児はアメリカンである。
妹は、兄に「子どもみたいに落ち込まないで」と慰めの声をかけている。DJのくせに良くできたのは妹だ。いやDJだからか。でも残念だ。ジェシーおじさんはもうダメかもしれない。
そんな兄妹を横目に、ヤマダはレジに並ぶ。今回は問題ない。予約票さえ渡せばいい。喋る必要すらない。
もう、もたいまさこは存在しない。
前の姉ちゃんは中古CDを大量購入している。ゴダイゴばっか。渋いっすな。若者に流行ってるんだろうか。ジャケットのタケカワさんもスマイリーに祝福してくれているようだ。
あるんだぜ、愛の国。

やがて、自分の番が回ってくる。
おもむろに予約票をレジのにいちゃんに差し出す。いいとも青年隊にいそうな好青年だ。彼はブツを取りに行く。
その間、「レジに聞いてみないとわからないだろ」と背後から情けな声が聞こえた。
振り返ると、そこにはネズミとDJ。おい。
DJが言う。
「いい加減あきらめなよ。もうゲームとかダサいじゃん。CMキモいし。みんなやらないって」
そして、いいとも青年隊は言う。
「こちらでよろしいでしょうか」
無言になるネズミとDJ。



おいたんも行きたいな、愛の国。
posted by ヤマダマコト at 22:17| Comment(0) | TrackBack(0) | その他エンタメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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