2015年09月21日

「テーブルの上のスカイラーク」上巻無料キャンペーンやります

というわけで、新作「テーブルの上のスカイラーク」の上巻をリリース。きょう夕方から5日間無料キャンペーンやります。昨夜のサーバダウンは焦りましたが、どうにかこうにか。


↑表紙クリックでDLできるはず。
ちょっと遅れた感じがします。ごめんなさい。慌てて加筆したりしていたもので。
あと表紙にもたついた感じがします。
今回の作品は10年ほど前に発表した短編連作小説のリメイクになります。
健康づくりやボケ防止や単なる趣味として、あるいはガチの人たち(中高年中心)が集まる町の卓球クラブを舞台にした作品です。
基本的には32歳のおっさんが、ピチピチの16歳の有望な選手に感化されつつも、最後はおっさんらしく地味に頑張るお話。

元は某小説サイトでの連載を想定した短編連作でしたが、今回は1本の長編に仕立て直しました。
実は初公開から数年後にもリメイクを試みていましたが頓挫。正確には、そちらのバージョンの1つを完成させた感じです。
短編連作はそれだけでストーリーが面白くなる一方で全体のテーマが伝わりにくくなるリスクをはらんでいるわけです。無理矢理テーマを揃えると連作ならではの多様性が失われてしまう。

で、KDPに発表するにあたり意識したのは分かりやすいエンタメ作品にしようということ。ライバルキャラがいて、ゲームの描写を派手にして、っていう感じです。
あとは視点人物を2人に固定することで、テーマも分かりやすくなるんじゃないかと。

書いていて面白いと感じたのは、自分の文体が10年前の自分に引っ張られるということ。良くも悪くも、今の自分らしくない作品になったなぁ、と。おっさんをメインに持ってきたのは、今の自分ならではだと思うんですよ。30代の自分がアマチュア作家として小説と向かい合う気持ちを投影しているのは間違いないし。
けれど20代の時に考えていた甘い部分がやっぱり作品から滲み出てくる。なんというか、自分の大人になった部分となりきれない部分が同時に出てきたような。
そもそもの組み立て方が違うんです。これまで発表した2作は物語ありきというか、ストーリーラインを組んでプロットを作る過程でキャラを用意していったんですが、今回はキャラを作ってから物語を考えるという。
で、10年前と同じ舞台(もちろん舞台背景は今に合わせました)を用意して、そこに、今の私がリテイクしたキャラを立たせると、どう立ち回るのか。
結果的に過程が大きく変わりましたが、山場やオチはあまり変わらなかったのです。
良くも悪くも、私自身が変わってないということなのかもしれない。

多分、「山彦」が好きだった人には物足りないと思います。私自身、作風として考えれば「山彦」みたいな重厚なものの方が得意だと思っていますし。ただ、KDPで作品を発表していく上で多様性というかバリエーションが欲しいんですよね。新潟と銘打っている以上、新潟を舞台にしたバラエティーに富んだ作品をリリースしないとブランディングが成り立たないんです。うちはヘリべさん曰くコーネリアス的なスタイルですし。「ミステリばっかじゃん」では、新潟の読者は離れていくんじゃないか、という。今回のリリースには、そういった意図もあります。
ただ、次回長編については、また山彦っぽい重厚な異能力系ミステリをリリースするつもりです。かなり先になりそうですけど。

ちなみに今回の価格については上巻100円、下巻は280円の予定。下巻の方にボリュームが偏っちゃってますね。下巻については10月にずれ込むかも。ちょっと手を入れたいところが見つかったので。ちゃんと下巻も無料キャンペーンします。
統合版はそのあとになりそうです。
posted by ヤマダマコト at 11:36| Comment(0) | TrackBack(0) | KDP | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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