2016年09月01日

KU導入後初8月のKENPについて

きょうはカップ焼きそばの話は一休み。

さて読み放題定額サービス、kindle Unlimited スタート最初の8月のKENPの動向について。
さっそく数字から。
全体で76142でした。
うち山彦統合版が43622。
結論としては想像以上に読まれました。もっと出版社との競合で厳しいことになると予想してたんですが、思ったより伸びたな、と。
私の場合、KU導入前は平均で17000くらいだと思うんですけど、だいたい4倍以上ですもん。
本別では山彦統合版の構成比が下がりました。他がよく伸びた感じです。今まで動かなかったものが動くというのは気持ちよかった。
この辺がKUのメリットなんだと思いました。本が読まれやすくなったのは間違いないです。
さらに、この状況でも売れない、読まない本というのもあって、そういう本に対しては何か手を打たないといけないなと思うし、そう思わせてくれる感じがします。本当に人気のない本の炙り出しになってる感じです。




一方で有料販売は、最終的に冊数・ロイヤリティともに4割減くらい。中旬以降持ち直しましたが、それでも苦戦。ある程度は予想していましたが想像以上の落ち込みです。
その辺は、今後のKENPのレートでカバーできるかどうかが問題です。

あと、外的要因が2つ。
まずは山彦上巻の無料キャンペーンです。フルに5日やって、数こそ50冊強ではありますが、結果、無料キャンペーン中にKENPが2000ほど伸び、そこから通常版全体のKENPと有料販売の押し上げに繋がるなど中身のあるキャンペーンでした。
一方で、有料販売そのものが落ち込んだ上に、KUという新たな「読まれる」ための手段ができた以上、今後の販促としての無料キャンペーンの存在意義は薄くなってくる気がします。使いどころが限られてくるはず。個人的には、早くカウントダウンディールの国内導入に踏み切ってほしいです。KUとの相性や使い勝手を考えると、すごく有効な手段になるはず。


加えて、藤崎さんによるセルパブガイド本「このセルフパブリッシングがすごい!」の効果。この本が無料キャンペーンのきっかけだったんですけど、それを抜きにしても販促効果は大きかった。山彦については、有料販売、KENPともに、この本のリリース後はじわじわ加速。これがなかったらと思うと、ゾッとするほど。
これは大げさじゃないです。明らかに違う。



最後に今後の動向について。
KUの無料期間終了でKENPが落ち込む可能性は大きいです。加えて出版社の本も人気のコミックを中心にKUから脱出しているものが多いようです。
ただ、KUユーザーの落ち込みについては深刻に考える必要はないと思います。実際、KENPが落ちた分、有料販売のウエートが上がるだけじゃないかと。というか8月が異常というか有料販売とKUの比率がおかしかったんで、是正は歓迎したいところです。
あと、今回、KUが話題になったおかげで国内の電子書籍の市場は確実に広がったはず。それがエロであれコミックであれ、手を出してくれればチャンスは見えてくるわけですし。
そして、こちらの対策は今後の動向を見ながらになると思います。とりあえず、売れていない本のテコ入れをやろうと思っています。小売店と違ってセルパブはロングテールで動くので、主力以外の商品のテコ入れも地味に重要だと思っています。
ラベル:KDP Kindle KENPC KU
posted by ヤマダマコト at 18:10| Comment(0) | TrackBack(0) | KDP | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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