2016年09月03日

ようやく新作のプロトタイプができる

というわけで新作「金色天化(きんいろ・てんげ)」の初稿を書き上げました。これから、間にちょっと既存本のテコ入れをしつつ、推敲に入る感じです。大幅改稿の可能性が高いので分量や価格、販売形式については白紙ですが、長編としては、「山彦」と「テーブルに上のスカイラーク」の中間、800枚前後で落ち着きそうな予感です。

作品としては長編のどちらとも似ていない作品になったと思います。最初は短編の「ほうき星〜」の方向性で進めるつもりでしたが、思ったより評判が良くなかったので、やや山彦とか、そっち系に寄せた感じです。
目指したのは「ライトノベル好きが楽しめるフツーの娯楽小説」。やっぱり、ライトノベルは人気ありますし、競争が激しいジャンルのファンは目が肥えていると思うんで、そこにチャレンジしたかったんです。
なので、KDP本を含め、「ラノベ」と呼ばれるものや、いくつかの少年マンガを読んで参考にさせてもらいました。やたら女性キャラが多かったり、設定についても非現実というか極端にデフォルメした人がいたり、アクション多めだったり、少年マンガ的なインフレがあったり。
でも、一方で普通のミステリの構造を持っていて、こってりとした人物描写や心理描写があるという感じです。
文体も山彦よりは少し軽くしたつもり。ウンチクは極力減らしましたが、それでも多めかもしれない。
1番参考にしたのはKDPでもリリースしている初瀬明生さんの「ヴィランズ」でしょうか。あの本を読ませてもらった時に、こういう方向性が面白いな、と思いました。加えて、夏居暑さんの「PS03」もかなり意識しています。「現代日本を舞台に、特殊技能を持った冴えない主人公が活躍する」という構造はまったく一緒ですし。まあ、ああいうキレのあるコメディ要素は書けませんが。




あとは、全2作と違って、傍観者の主人公ではないのもポイントかも。山彦の須見さんも、スカイラークの早川&葉月も、それぞれ個別のストーリーは持ってますが、基本的にはメインストーリーにおいては傍観者なんですよね。あくまで脇役。でも、そっちの方がストーリー構築も描写も楽チンなんで意識的に狙っていたんですが、「それしか書けない」と思われるのも癪なんで、ちょっと違うことをやってみました。
「化粧を駆使する若き天化師が大活躍するヒーローもの」であることにこだわりたかったんです。

ただ、初めての作風なんで、今でも迷ってる部分があって、例えば冒頭から主人公のヒーロー的な活躍を強調した描写すべきか、あるいは、謎の事件に頭を抱える警察サイドの話から入るべきか。そんなとこで悩んでます。KUのこともあり、プロットと初稿ではキャッチーで勢いのある前者でしたが、作品の奥行きやヒーロー登場時の快感を考えると後者の方が良い気がするし。その辺が今後の推敲のポイントになると思います。

とりあえず、10月から11月にはリリースできると思います。
そうそう、ラノベ志向ですがエロ要素はゼロです。今までの小説で1番健全な内容だと思います。グロもないし。
posted by ヤマダマコト at 23:54| Comment(0) | TrackBack(0) | KDP | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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