2016年11月01日

新作「金色天化」リリースしました。

というわけで新作「金色天化(きんいろてんげ)」が無事にリリースされました。
価格は390円です。ちょいお高めですが原稿用紙換算で約800枚くらいなんで、ボリュームは結構あると思います。「テーブルの上のスカイラーク」統合版よりコスパは高いんじゃないかと。
もちろん、KUやKOLでも楽しめます。ぜひぜひ。

内容はアクション+ミステリな感じの王道エンタメ小説です。「天化」という化粧を通じた催眠術を代々受け継ぐ一家の物語というか、特殊能力を持ったヒーロー系というか。
今まで、主人公を傍観者においた小説が多い私としては、かなり冒険しました。

組み立て方も全然違って、いつもはテーマがあって、大まかなストーリーラインがあって、そこに人物を用意していくんですが、今回は、まず、テーマというかマーケティングが先。
そこからターゲットの読者層に受けそうな主要人物を作りストーリーを組み立てていくという、邪な制作スタイルでいってみました。

そのターゲットというのは、まずはラノベ層、加えて女性です。KDPでもラノベが強く、なおかつ面白い作品も豊富。そこは認めざるをえない。その層を引っ張れるような非ラノベ系エンタメ小説を書きたかった。
あと、女性については、特に「山彦」は女性ウケがあまり良くない印象があるのです。「アサギマダラ」とかも。だいたい私の好みの作風、あるいは評判の良い作品は女性ウケが悪い気がするのです。

なんで、今回は色々とKDPから商業までラノベを読み漁り研究させてもらいました。その辺のエッセンスがうまく取り込めたかどうかはよく分からないですけど。
ラノベだと、いわゆる主人公がモテまくるハーレムっぽいのが人気だったりするんですけど、あの要素をリアルに自然にストーリーに絡めるには、みたいのは凄く気を使いましたし、その調整だけで頭がおかしくなりそうだったし。

あと、私はエログロやバイオレンスが大好きですが今回は完全封印。アクションも含めマイルドにしたんで女性も安心。ここまで健全でいいのか、っていう。個人的には非常に物足りないですが、だからといって、そこに頼りすぎるのも良くないし。カレーは甘口でも工夫次第では美味しくなるじゃん?的な。

実は前作「怪物少女フォーエヴァー」でも「ほうき星に触れるころ(1986)」という短編で、ちょっと実験的に取り組んでみたんです。今作のテスト的な意味合いもあったり。
でも、ちょっと煮え切らなくて、なおかつ終盤の展開の素っ気なさが評判良くなかったんで、今回はそこを徹底的に修正しました。

というか、なんで好きなジャンルや評判の良かったジャンルを書き続けないのか、って突っ込まれそうですが、なんというか、同じジャンルだけだと、どこかで煮詰まるんじゃないかと思うんです。
もちろん、ここで特定のジャンルに集中投下して固定ファンを作る方がセールス的にも有利な気がするし、はっきり言って技術的にもメンタル的にも楽です。ぶっちゃけアサギマダラやナナコさんみたいなものなら、量産できるかもしれない。
でも、長期的に考えると、こうして今までに書いたことがない作風やジャンルにチャレンジして引き出しを増やすことを今のうちにやっておいた方がいいのかな、と。
だいたい、変なイメージを持たれたり、レッテルを貼られたりしたくないし。なめんなよ、的な。

加えて、私個人の事情というか「新潟文楽工房」というレーベルで地方をテーマにした作品を発表している以上、いろんなジャンルを品揃えしておかないと苦しいのです。
ただでさえ、舞台を限定してるのに、ジャンルまで絞っていると、マーケットがすごく小さくなりかねない。なので、これからもジャンルにこだわらず面白いと思ったものに果敢に挑戦していきたいと思っている次第です。
結果的に、今回は山彦ともスカイラークとも毛色が違う娯楽作品になったかなと思います。

ちなみに次作は年明けになりそうです。タイトルは「僕のお母さん」または「ユイカ」のどちらかになりそう。キラキラネームの子どもが主人公で、「もしかしたら、お母さんは人殺しかもしれない」みたいなサイコホラーです。
山彦を書き上げたあとにネタを思いついて、某ホラー系公募に応募すべく書いている最中にKDPと出会って中断してた作品で、長編にしては短め。今回の分までエログロやアブノーマルなものを突っ込んだ「らしい」ものになると思います。



そうそう、金色天化のセールはそのうちやります。気長に待っといてもらえると。
posted by ヤマダマコト at 23:05| Comment(0) | TrackBack(0) | KDP | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック