2017年12月13日

ヤマダ氏、「隙間社全集1」に寄稿する

2017年10月某日、私、ヤマダマコトは久しぶりにペヤングを買うべくファミマに向かって道を歩いていると、何者かに拉致された。
連れられた先は安っぽい花柄の壁紙が胡散臭い事務所。雑居ビルの一角だろうか。
流しには食べかけのカップ焼きそばがぶちまけられ、片隅には「焼きそば弁当」の12個入りケースが山積みになっていた。ここは狂気の世界だと思った。
その奥、バロック様式の家具が詰め込まれた応接室で私の目に入ったのは、「隙間」と書かれた怪しい額装の書と、テーブルに積まれた札束だった。
部屋の主は私に言った。
「お前さん、金に困ってるんだってな。だから呼んでやったんだ。大丈夫、道連れも大阪から呼んでいる」
その鋭い眼光のどこにも選択の余地は見当たらなかった。
かくして私は事務所の地下室に監禁され、飼われている猫の餌やりをしながら87年製の東芝ルポのキーボードを叩き続けることになった。もちろん食事は焼きそば弁当のみである。ペヤングはない。



とまあ、そんな感じでKDPを中心に活動しているセルパブレーベル「隙間社」の3周年記念事業だった新作「隙間社全集1」に解説文を寄稿させていただきました。
3年間の発表作品を全部突っ込んで付録まで付けてお買い得プライスという太っ腹な企画です。その中で、隙間社の《アバンギャルドなほう》こと、弍杏さんの「神様とゆく! 11泊12日小説を救う読書の旅」について解説文を少々。
まあ、内容については買って読んでもらえれば。ただいまセール中だそうですし。
作品はさすがの出来栄えというか、相変わらずテンション高くてポップな作品で少しアイロニー、みたいな。
今回は高額な記念本への寄稿ということもあって、このブログのノリではあかんだろうし、自作と違ってやらかしても責任は負えないので、熟慮(90秒)の結果、いつもの本業の延長線上で仕事をしようと思いサクサク書かせていただきました。
ちなみに私もまだチェックしてないんですよね。藤崎ほつまさんの解説が気になります。ていうか、全作に解説文あったら面白かったのにな、と。本編より多い解説とか前のめりでセルパブっぽいんじゃないかと思ってみたり、思ってみたり。
というか、人のレーベルで書くの初めてなんですよね。たまにアンソロジーのお誘いとかあるんですが、ああいうのは検討してもネタが出てこなかったり、だいたい、メンタルに余裕がなくて断念するんですが、こういう解説文みたいなのは、仕事のついでみたいな感じなんで負担が少ないんだな、と。似たような仕事いっぱいこなしてるし。
というわけで興味のある方はぜひ。通常価格よりかなりお得なセールだそうですし。

あと、何気にうちも3周年だったんですよね。もうすぐ4年目に突入しちゃいますけど。とはいえ、隙間社さんのとこと違ってコーネリアス小山田圭吾とかTMRみたいなもんだし、なんだかね、っていう。多分、5周年でなんかやるかも。短編コレクション作るとか記念に表紙をリニューアルするとか。外注で奮発して。
なんにせよ出入りの激しいセルパブで3年は短いようで長いですからね。どんどん周囲の顔ぶれも変わっていくし、書かなくなる人も増えていくし。その中で「方向性の違い」とかで解散せずにコンスタントにリリースし続けるのは凄いと思います。
以上。
ラベル:雑談 Amazon KDP Kindle
posted by ヤマダマコト at 10:16| Comment(0) | 書評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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