2018年04月15日

「宵闇天化」下巻をリリース&裏あとがき的な

ようやく「宵闇天化」の下巻リリースが完了し、ひとまず3部作を完了させることができました。
内容は今更感があるので置いといて、とりあえずあとがきに書いてない話をいろいろ。こう睡眠不足のテンションでまとめておきます。

にしても、楽しかったけれど、いろいろしんどい約2年間でした。今は開放感でいっぱいというのが本音です。山彦の時の「すべて出し切った感」と違って「これで自由だー」っていう感じ。

そもそも1作目の金色天化の時には、シリーズ化について考えてはいたけれど、ここまで短期間でやるつもりはなくて、3年後にKDP参入5周年記念作品的に出せばいいかなーくらいに思っていました。
ただ、2016年秋の金色リリースがAmazonの公式セールと重なって出足が好調。以後も売れ続けて、いつの間にか私の最大のヒット作になったあたりから、状況が変わってきた感じがします。
あとがき読んでくれた人から「続編期待してます」とありがたい応援をいただくうちに、こう、「早めに完結させなきゃいけない空気」みたいなものを感じて今でいう忖度してしまったというかなんというか。
実際、売れるし喜ばれるのなら書くべきだし、商業出版なら間違いなく編集者は書かせる状況じゃないかとも思うし。これは作者にとっても光栄なこと。

おかげさまでどれもセールス好調で嬉しい限りですが、書いてる方は意外としんどかったです。ボリュームもありますが、2016年から今日までの創作時間の半分以上はシリーズ3作に投入し、それ以外は「ユイカ」「風、めぐりくる」、「魚(いよ)」しか書いてないわけです。
執筆のしんどさというより、「早く他の長編を書きたい」というフラストレーションの方が強かったかもしれない。でも、どんどん売上のグラフが伸びて感想をいただくと、やっぱり嬉しいし「早く次を」って思うんですよ。
自分のメインストリームじゃない作品が1番売れてることへの違和感も、裏を返せば「こっちもいけるやん!」みたいな万能感っぽくなったりするんですが、イメージが固定されるのもしんどかった。そもそも私の作風って、もっと陰気で重苦しいやつだと自分では思ってますし。

でも、やっぱり楽しかったのも事実で、良い経験をさせてもらいました。シリーズ化を後悔したこともあったけれど、苦労のぶん見返りも大きかったですし、何より「公言通りに終わらせられた」ことの満足感は半端ないですね。締め切りのないセルパブ作家にとって「進捗」はNGワードだったりする人も多い中、このボリュームに区切りをつけられたのは良かった。それもこの期間内で妥協もしなかった。そこが最大の収穫かもしれない。3作で原稿用紙換算で2500枚強はアマチュアとしてはなかなかの物量だと思います

で、今後の展開ですが、あとがきにある通りに「いずれ書くかも」という感じです。
すでに上巻を読んだ方から「シティーハンターみたいにずっと続けて欲しい」というリクエストがあり、めちゃくちゃ嬉しかったりするんですが、それは難しいだろうなーと。爛漫みたいなものを年1とすると、それだけで他の創作が半分のペースになるし、どう考えても今の力量ではマンネリ化しそう。
セールスの面ではとんでもないことになりそうだけど、やっぱり自分のメンタルがもたないだろうなあ、と思います。
山村美紗とか西村京太郎とか内田康夫とか、あそこら辺の人たちの凄さをまざまざ感じさせられますね。あんな風に続けたら発狂しそうですもん。そういう意味ではセルパブでよかったなあと思ったり。強制されないわけで。

ただ、いつかは書くと思います。漠然とアイデアがないわけじゃないし、やっぱりKDPでやっていく以上、喜んでもらえるタイトルは出していかなきゃ、という思いもあります。
時期はわからないけど、みんなの記憶から消えないうちに、でも、「復活」と言われるくらいの間隔をあけて、というイメージがいいです。
というか、しばらくは自由にさせて欲しいです。売れないかもしれないけど、それでも書きたいものが他にいっぱいあるし、きっとそこから天化にフィードバックできるものもあるかもしれない。
というわけで、今後も色んな作品をリリースするつもりなので楽しんでもらえればと思うし、これをきっかけどんどん色んなセルパブ本を読んでもらえれば、とも思います。天化より面白いやつは死ぬほどありますし。



そうそう「宵闇天化」の下巻はこちら。
火曜日から3日間無料キャンペーンやるので、是非。
posted by ヤマダマコト at 12:26| Comment(0) | KDP | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: