2018年04月21日

勝手にKDP本レビュー★58 八槻翔「オカルトトリック」

たまにはKDPのレビュー。
今さらながら八槻さんのオカルトトリック読了。ていうかだいぶ前に購入していたんだけど、先に「天空城」の方を読了していて、なんだか勝手に読んだ気になっていたという。
ちなみに天空城よりは圧倒的に本作の方が好き。完成度は向こうかなとも思うんだけど、なんというか可能性というか力強さを感じる気がするんですよ。オカルトトリックの方が。
ていうか一昨年だったと思うんですが、最初に表紙を見たときに「これは売れそうだな」と思ったのをよく覚えています。
内容もかなりクオリティ高いし、面白かった。

物語としては県立高校の奇術部の部長、元・天才奇術少女の凛、同級生で彼女の弟子、禅の2人を中心に校内の怪事件を解決していくもの。いわゆるライトノベルの典型ですよね。
最初は角川ホラー文庫の「ホーンテッドキャンパス」的なものかと思いきや、良い意味で違う感じ。こっちの方が好みです。あと、キャラクター的に昔流行った仲間由紀恵のドラマを思い出すんだけど、ちゃんと観た記憶がないのでなんとも言えない。あの監督の作品はノリが合わないのでパス、的な。

で、ラノベの場合とくにキャラクターが重要なんですが、そこら辺は上手いなあ、と思いました。メインの凛とか魅力的書かれていてツボをついてるし、ほぼハーレム状態で女子だらけでも、ちゃんと描き分けられていてすごいなと。
あとデレるタイミングと匙加減はすごくいいと思う。甘すぎない感じが絶妙で、この感覚は好きですね。理想に近いかもしれないっす。
この辺のラノベ要素は簡単なようですげえ難しいと思うんですよ。

ストーリーは大きく3本に分けてるんですが、最後まできれいにまとまっていて、この手の形態にありがちな小粒な印象もないし、とても良かったっす。
ていうか地味にボリュームあるんですよね。
強いて挙げれば、凛の掘り下げはもっと早い段階でやっても面白かったかも。とくに第2章にわざわざああいうネタを持ってきた以上はここでやるのかなと思ったら、そこで保留にしたのが意外というかなんというか。



そんな感じで面白かったっす。全方位におすすめできる感じがします。
posted by ヤマダマコト at 22:16| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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