2018年09月02日

勝手にKDP本レビュー★60halom「8月32日」

「このセルパブ2019」も発表されたことだし、何かの参考になればとセルパブ本のレビューもちょっと頑張ってみるかもしれない。

今回はhalomさんの「8月32日」。
J-POPっぽいタイトルと爽やか表紙とは裏腹にSF短編でした。ていうかいつの間にかDLしてたんですよね。買った気もするし無料キャンペーンで落とした気もする。
まあいいや。ストーリー的には、「ある日、自我を持ったAIが人類に対してクーデターを起こす」的な、もうベッタベタな展開。この40年間でうんざりするほど見たヤツ。
ただ、そこから徐々に独自色が出てくるんですよ。VR系のネットゲームが出てきたりするのは、昔、スーファミとかメガドラとかPCEなんかのテレビゲーム全盛期のファミコン通信だったかヒッポンスーパーに載ってた渡辺浩弐の読み切りSF短編のノリで、しかも、なぜかAIが求めたのが「夏休み」。
そこから先の展開は割と予定調和というかひねりはないのですが、サイバー感がほとんどなくて、やけにサイダーに存在感があるひと夏のボーイミーツガールになってしまうという。

なんと言えばいいか、アフタヌーンの読み切りにありそうな感じもするし、そんな不思議な小説。すごく読みやすくて面白かった。爽やかだし。
個人的には、こういう肩肘張らずに読めるSF系エンタメは好きです。ラストもキレイだし。
もう少し終盤に一波乱あっても良いかもな、と思いつつ、こうVRやAIに対する捉え方の優しさが印象的でした。



この時期にぴったりかもなんで是非。
posted by ヤマダマコト at 13:53| Comment(0) | 書評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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