2019年05月08日

天化シリーズ表紙リニューアルしました。

さてさて、久しぶりにストアで動きを見せたヤマダです。
表題の通りのKDP参入5周年企画の第1弾として、天化シリーズ全4冊の表紙をリニューアルしました。
元々、自作表紙だったんですね。特に1作目は狙って作ったし上手くいったんですが、シリーズ化した場合のことをあんまり考えてなかったんですよ。あと、読者からも「表紙が怖い」という指摘も多くて、すでに2作目の「天化爛漫」の時点で、将来的なリニューアルを視野に入れていました。
確か「宵闇天化」の時に、「キミコロ」の藤崎ほつまさんから「マジでこれ?」みたいに心配されたんですが、あの時点ですでに1年以内にリニューアルするつもりでいたというか、あのタイミングで新作に合わせてリニューアルすることも考えていました。
ただ、あの時は「金色」がPrimeReadingに選出される可能性が高いこともあって、タイミング的にシリーズ新作のリリースを最優先しないといけなくなって断念したんですよ。戦略的にそこまで手が回らなかった。あの時点では「能面」でもセールスに問題はないと判断したし、実際、大丈夫でしたし。本当に時間との勝負だったんです。
それで、今回の5周年記念企画として、2016年からスタートして、代表作の1つにもなった天化シリーズのリニューアルをしようと思ったわけです。今のうちに表紙の統一イメージができれば、今後の新作やスピンオフについてもブランディングがすごく楽になりそうな気もしましたし。



今回、手がけてくださったのは「山彦」の統合版に引き続いて橘冥紗さん。見てもらえれば分かるんですが、この作風の幅の広さがすげえな、と。
こちらとしては「サブカルポップ」をキーワードに、小説の売りであるキャラクターを前面に出しつつも、いわゆるライトノベルっぽさとは違う方向に行きたかったんですよね。
より間口を広げていろんな人に読んでもらいたいけど、同時にラノベとは違うところを示しすための落とし所というか。いろんなプランがある中で、このシリーズにふさわしいイメージを考えていったら、このスタイルしかないと思いました。
ぱっと見インパクトが落ちたかもですが、シリーズとして3年ですしインパクトを求める時期は終わったんじゃないかと思います。フロントドアも増えたし、このシリーズに限ってはその必要はなくなったと判断しました。これも狙い通り。



ポイントは、いわゆる特殊能力を持ったヒーロー然としたものではなく、事件やサスペンスを前面に出すわけではなく、卜部家の面々の緩い感じを出せたらな、というところでしょうか。
あとは、山彦の王道&ファンタジックなスタイルとは全く違う雰囲気にしたかったです。著者セントラルやランキングで並ぶ機会が多いので、同じ作者&同じイラストレーターと思えないようなものが良いな、と。
ついでにSFやミステリではあんまり見られないカラーを並べて、ランキングで目立てないものか考えてみたり。
ちなみに、「天化」を表現したキャラクターの目のワンポイント彩色や劇中の舞台が登場する背景は橘さんのアイデアです。瓢湖にビルボにレインボータワーに、と新潟県民お馴染みのテイストがしっかり出ているのは嬉しいし、ローカル色も高まった感じがします。
なんというか、基本的に私はお任せというか「作品との整合性にとらわれずに好き勝手やって欲しい」と頼むことが多くて、要望するとしても、「あんまりラノベっぽいのはちょっと」とかそんな感じなんですが、今回はこちらからイメージや方向性を積極的に提示したという意味で新しいかもしれない。マーケットインの手法というか。頼む側としてもやりにくかったし、イメージを説明するのに苦労しましたが、次に繋がるなと思いました。
何気に次の長編「勇魚神」も、事情は違えど結果的に似たような進め方をすでにやってます。



にしても、つくづく橘さんには無茶をさせてしまったな、と。本来の作風とは全然違うものだと思うんですよ。ていうか、最初から「アジカンのCDジャケットみたいな雰囲気無理ですか?」とか無茶振りしまくったりして。そういう意味で、こちらの無茶振りに応じつつ色々アイデアを出してくれたのは本当にありがたいです。
おかげで素敵な表紙ができました。



なんだかんだで、昨年からゆっくり動いていた企画だったんですが、無事にオープンに出来て良かったです。少し気持ちが軽くなりました。ぶっちゃけうちの主力タイトルですしね。4冊とも。
実は、依頼についても色々と紆余曲折があって断念仕掛けていた時期もあったんです。その中で「山彦」を見事に再ブーストさせた実績からダメ元で相談させてもらい、今回の作風と異なる無茶振りに至った経緯もあるので、本当に橘さんには感謝です。

未読の方はこれを機に手に取ってもらえればと思います。いずれも定額読み放題のKindleUnlimitedに対応していますし、金色天化と天化爛漫についてはプライム会員限定のPrimeReadingにも対応しているので会員の方は無料で読めます。

ちなみに再配信については、現在、原稿を修正しつつレポートをまとめてサポートに送るべく作業中です。なんで少し遅れます。
ただ、今回に限っては事情が事情だけにサポートの方でやってくれるかは怪しいところです。下手したら、「2冊だけ再配信」とかあるかもしれない。なので、どうしてもという人はストアに対して各自要望してもらった方が確実だと思います。お手数ですがすみません。
こちらも再配信できるよう頑張ります。
ラベル:セルパブ KDP Amazon
posted by ヤマダマコト at 19:11| Comment(0) | KDP | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: