2020年08月30日

粟島に行ってきた話

というわけで先日、粟島に行った話。
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ていうかさ、ちゃんと「山彦」統合版のあとがきの公約を守ってやったぜ、ウェーイ!



次の長編「海彦」取材ということで一泊二日で行ってきたんですが、すごく有意義でした。ディテールをおさえつつ、特有の方言や文化などネットでは見えにくい部分を抑えるのが第一だったんですが、とにかく島の人たちがみんな親切で、島の郷土資料館の担当の方から土産屋のおばあちゃんまで色んな人から話を聞けました。
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島の歴史も学びつつ、ちゃんと村の郷土史の本もゲットしましたし。方言集も。
島の息遣いはもちろん、コロナ禍で島の人が思うことや困っていることも聞けました。実際、舞台となるのが今、2020年8月終わりなんですよ。まさに「今」を取り上げることができるな、と。
その上で伝奇ファンタジーとして成立させることができれば、きっと良いものが書けるんじゃないかと期待しております。
粟島はおよそ25年ぶりだったんですが、随分印象が変わったところもあれば全然変わっていないところもあって面白かった。
公衆トイレや案内板、それに広場やキャンプ場とかが整備されたところもあれば、一方で定期船のつく集落「内浦」の山向こうの「釜谷」の外れの方とかは記憶の中そのままだったりして。
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実際、観光地としてもすごく良いところだな、と。海も山も星空もびっくりするほど綺麗だし、魚は美味しいし、とにかく静かで海鳥の鳴き声で朝夕を迎える穏やかな感じが本当に良かった。コロナでほとんど観光客がいなかったせいもあるでしょうけど。
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ただ、買い物とかはほとんどできないんですよね。雑貨や食料品を売る島唯一のスーパー的な漁協の直売店は、コロナのせいかお昼で閉店という。あとは集落と港にいくつかあるジュースの自販機以外にないんですよね。それとお土産屋さんか。お土産といっても島には本格的な菓子屋とかないから土産物定番の饅頭とか焼き菓子も見あたらず、海苔とか魚介系の乾物がメインという。
逆に飲食店は地元の食堂がいくつか営業していたし、あと都会から移住してきた人の経営する洒落たカフェとか観光客向けのレストランが観光案内所の2階にもあって十分な感じ。Wi-Fiの繋がる日帰り温泉もあるし。
昔来た時はもう少し賑やかだった記憶もあるんですが、そもそも今年の夏は異常だから仕方ないのかもしれない。
そういう質素さのおかげで波の音や海鳥の鳴き声がよく聞こえて、星空がよく見えて、海が余計に魅力的に見えるんだろうなと思いました。

あと面白かったのは島の人たちの生活圏をぶらぶらしたところでしょうか。軒先に吊るされた丸いウキみたいなやつとか独自の風習はもちろん、400人もいない島だけに道路事情とかも特殊で、そもそも自動車の台数が少ない上に、島を一周する村道と横断する県道しかないものだから車道の交差点が存在せず信号機が学校前の子どもたちの教育用しかないとか。
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だから自動車も少なくて路駐の問題もない。そもそも交番もないですしね。最近は夏季には臨時交番ができるらしいですけど。
それと海岸沿いの土産物屋のおばあちゃんが軒先からずっと海を眺めていたり、路地裏で談笑する年寄りの雰囲気がすごく良かった。山村とは違う間合いというか。
個人的に暮らしてみたいほど魅力的だけど、医者がないのはちょっと心配だよなあ、とか。年取ったら尚更。

にしても疲れました。レンタサイクルで島を回ったんですが、距離以上にアップダウンが大きかったんですよ。しかも久しぶりに自転車乗ったもんだから変速があるのに終盤まで気付かなくて、「なんでこんなペダル軽いん?全然進まねー!」とか思いながら漕いでいたもんだから膝がえらいことになりました。
あとで民宿のおかみさんに話したら「だから電動機付きを勧めてるんだって」笑われました。そういえば、観光案内所でそんなこと言われたな。

ていうか来年も行きたいですね。「海彦」については、佐渡とか出雲崎とか鯨波とか候補地はいくつかあったんですが、今回は粟島で正解だったと思います。

https://awa-isle.jp/

興味のある方は是非、観光協会のHPをチェックしてみてください。
posted by ヤマダマコト at 11:02| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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