2020年09月20日

アレなカスタマーレビューについての話

どもども銭ゲバ60分なヤマダです。

まあ、あんまり話したくないんだけど例の話題。そう、この春に出した私の短編全集「STAR STORIES」についたアレなカスタマーレビューについてです。

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すでに現物はないので、このスクリーンショット参照。
こいつのせいで弁護士に相談したり色々あったわけです、この夏は。いや別にしんどくはなかったんですけどね。

その前にしっかり言っておきたいのは、私自身の考えとして、Amazonのカスタマーレビューについて、読者がどのような評価をつけようと構わないと思うし、それは読者の権利だということです。そもそも全ての作品の評価というのは読者が決めるべきものであって、作者がとやかく言うことではないというのが私のポリシーです。どこかのチェーンの「判断基準はお客様」という理念はとても正しい。

ただ、最近は明らかに悪意のあるレビューをつけて回る困った人がいて、作品の良し悪しではなく作者の人格を否定したり、変な言いがかりをつけたり、しかも、それを同じ作家の複数の本にやったりしているわけです。
低評価レビューが売上に悪影響を与えるのは周知の通りですが、電子書籍の小説は嗜好品である以上、食品やツール以上に影響は大きく、しかも元々売上規模の小さいKDPは1度変なレビューが付くと挽回が困難になるわけです。
上述のとおりにそれが読者の率直な評価であれば「やむを得ない」とも言える(本音は言いたくないけど)わけですが、悪意のあるレビューとなると話は別で、これはやるせないし、作者によっては精神的なダメージはでかいと思います。
私の本に付けたレビュアーについては、どうも他にレビューの付いていない新作を狙って付けているようで、一番ダメージの大きいやつなんですよね。「またやられるんじゃないか」と新作を出すのも怖くなりますしね。

実はそういうレビュアーがいたことは私も認知していたし、すでに私の他の本にも付いていたのかもしれませんが、今までは無視してきたんですよ。たくさんあるレビューには、そりゃそういうヤツもあるだろうな、という感じ。そもそも全部のレビューを読んでいるわけじゃないですしね。把握しきれないですもん。
それに、私個人としてあんまりレビューで騒ぎたくなかったんですよ。それは自分自身のブランディングにマイナスにしかならないし。ていうか自作の評価に一喜一憂する作家なんて読者は望んでないはず。

ただ、今回のレビュアーについては、私のお世話になっている人にも悪評を付けて回っている話題の人だった上に内容が一線を超えているので、さすがに無視するわけにはいかんだろうと。
なので、夏あたりから色々と弁護士さん相談していたんですよ。今回は多少の出費を覚悟してでも、きちんとしないといけないだろうと思いました。
こういうレビュアーは「一方的にノーリスクで殴れる」と思っているから、こういうレビューをかましてくるわけで、こちらとして「そうじゃないんだぜ」と教えてあげる必要があると思ったんです。
最終目標としては情報開示請求まで持っていきたいな、と思いました。Amazon相手だと多額の費用がかかるし、「アマチュアがそこまでやるのは大げさでは」と思われるかもしれませんが、それでもあえてやったろうか、って感じです。
KDPも市場が広がり収益性が上がってくれば、いずれは誰かが同じことをするでしょうし、だったら事例を残しておくのは重要だと思ったんです。だったら私が率先してやるべきだろうと。次の誰かの敷居が下がるかもですしね。

あ、実際コストは大きいのですが、このレビューによる売上の損失、事業経費として計上できる可能性、話題性による販促と知名度向上、結果得られる今後の悪質なレビュアーに対する抑止力など、総合的に見てプラスの要素のほうが大きいな、という下心もないわけじゃなかったです。レビュアーさんには申し訳ないですが、私のために火達磨になっていただければと。
あと、当初は「ここまでアホなレビューなら、最悪の場合サポートに言えば1発で削除してくれるはず」とタカを括っていたら意外に手こずったこともあります。

それで向かったのは新潟県庁近くの某法律事務所です。
実は最初にTwitter上で活躍されている弁護士さんにもDMで少し相談したんですが、色々あって、ちゃんと顔を合わせて時間をかけて話してみたかったんです。ていうか、一度くらい法律事務所に行ってみたかった。行政の無料相談とかだとしっかり聞いてもらえるか不安だし、ここは県内でも規模が大きく、こうしたネット上の問題にも対応できる弁護士が居ると聞いたので。
なによりローカルネタの小説で商売している以上、地域のパイプは欲しいし、収益は地域に還元するのが筋だと思うんですよ。

で2人の弁護士さんに対応していただきました。向こうも専門家ですし、こちらも事前にメールで資料など送っていたので話はスムーズでした。
で、色々選択肢がある中で、コストや可能性を鑑みて、とりあえずはいきなり名誉毀損とかで攻めるのではなく、まずはAmazonにレビューの削除を頼み、その反応を見てみようということになりました。
このレビュアー、実は同じように悪質なレビューを付けられた某H氏がTwitterで言及したところ、そのレビューに加筆して反応したんです。それをこちらでもチェックしていて、おそらくこちらが動けば何かしら反応する可能性があり、それから踏み込んでいく方が良かろうという感じです。要するに二段構えというかなんというか。
別に一段階目で反応がないのなら、それはそれで解決ですしね。

そして、契約して着手金を払って、これから書面を揃えていこうかな、という矢先に、KDPで翻訳本をいくつもリリースしている水上基地さん(@minakamikichi)がサポートに問い合わせ中に私とH氏のレビューについても通報。結果、レビューが消えたという。あと、他にもAmazonにレビューを通報してくれた方がいて、それも効果があったようです。本当に感謝。
これはすごくありがたかったです。実際、着手金も大部分が戻ってくることになりましたし、労せず第一段階をクリアできたという。
とはいえ、いきなりなんでびっくりしましたし連絡を受けた弁護士さんたちも大変だっただろうな、と。
ただ、これで終わりというわけではなくて、こちらは何かあればすぐに弁護士さんに相談できるようにしていて、色々と注視しているところです。件のレビュアー以外も、です。
そして、これはずっと続くんだろうな、と思います。事業として取り組んでいる以上は避けられないですし。
現状は以上です。
にしても弁護士さんに相談するのは貴重な体験でした。事務所も含めて今後のネタに使えそうです。それだけでも意味があったな、と思います。
弁護士さんたちが親身に相談に乗ってくれたのがありがたかったです。

で、今後については、ちゃんと何かあったら速やかに弁護士に相談して対処していこうと思っています。自分で悩むのは時間と労力の無駄ですし、任せられるところはお任せしていきたいです。それが結果的に今回のような悪意に対する抑止力になるからです。
「見せしめ」というと言葉は良くないですが、どこかで踏み込んだ対応もせざるを得なくなってくるのかな、とも思います。それが一番効果的ですし。
まあアレです。表紙を外注するのと似たようなものです。今後も持続的にKDPで活動していくためには不可欠だなと思いました。そのためには多少の出費はやむを得ないだろうと。
同時に、私以外にも同じように困っている人がいたら、こちらからも積極的に協力していきたいです。加えて作者側でできる対策を研究しないといけない。
このカスタマーレビューの問題はいじめと一緒だと思います。見て見ぬ振りはいけない。一方的に殴れると思わせてはいけないんだなと感じます。
そうすれば、こんなバカなことはやめようと思いとどまってくれるかもしれない。それが一番なんですよ。レビュアーに仕返ししたいわけじゃなくて、あくまで「このレビュー、投稿したらやばいことになるかも」という空気を作っていきたいだけなんですよ。

ていうかすみませんね。あんまり面白くない話題で。ただ、今後もKDPで作品を発表していく上で避けて通れない問題だと感じたので。
あと、KDPでトラブルがあったらとりあえず弁護士に相談することを推奨していきたいです。



なお、問題の「STAR STORIES」はこちら。銭ゲバ感満載の1冊です。
ラベル:雑談 Amazon
posted by ヤマダマコト at 20:30| Comment(2) | KDP | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
私も以前、同じ人物から30個位、★1レビューを付けられた過去があります。その人物は犬吠埼氏に★1レビューを15個、丸木戸氏、月狂氏、ZERO ー叛逆のカリスマー氏、その他、大勢のKDP作家に酷評レビューを付けまくりました。弁護士にも初期の頃、相談しましたが、表現の自由を理由に、追求は難しいだろうなと言われました。また酷評レビューによって、売上げの減少はあるものの、確たる実損害額が提示できないのも難点だと言われました。このクソレビュアーは、なんと私の本、表紙や内容の一部を盗作したり、ブログやツイッターの書き込みをデッドコピーして、自分の本に掲載したり、カクヨムにまで私を追いかけてきて、私を非難する記事を30位書きました。ツイッターには10個のハンネで100位、名誉毀損的なことを書き込まれました。アマゾンには再三再四、このレビュアーを利用停止して欲しい旨、伝えましたが、アマゾンはやる気がないのか、何のお咎めもなく彼を放置しました。そして最近、新たにまた、6つ★1レビューが書き込まれました。こちらは犯人が不明ですが1人で6つの★1レビューを書き込んでいることから同業作家のイヤガラセだと思われ、個人の力ではどうすることもできないので、受け入れることにしました。私に★1レビューを30個書き込んだレビュアーは、何食わぬ顔で、藤崎ほつま編集長の【このセルフパブリッシングがすごい!】や【群雛】に参加していましたので、できれば業界内で排除できたらいいのになあとは思います。余談でした。
Posted by 婆雨まう at 2020年09月20日 22:20
婆雨まうさん
とても興味深い話です。
そのレビュアーについては、複数のアカウントやカクヨムまで追いかけてきた事実さえ証明できればワンチャンありそうな気もしますね。
レビューについては中身がわからないのでなんともいえませんが、そういうのを書かれるのは辛いですよね。
Posted by ヤマダ at 2020年09月20日 22:40
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